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6月, 2025の投稿を表示しています

彼ら、その辺の「日本人」アルバイトより愛想いいんだ

昨日は娘夫婦と孫たちに会いに行きました。こちらは義父の娘と一緒。これで彼女と一緒での訪問は3回目。相変わらず上の孫(2歳4ヶ月の女の子)は最初だけ人見知りでしたが、<氷解>までの時間はこれまで最短、すぐに陽気にふるまってくれました。下の孫(8ヶ月、男の子)は持ち前の愛嬌の良さを最初から発揮してくれました。楽しかったなあ。 * 排外主義者という人たちがいる。「xenophobia」に罹った人々だ。自国ではっきり外国人と分かる人々の数が増えるとある一定の数の「日本人」たちは不安になる。特に外国人たちに集合されてしまうと、「どういう趣旨の徒党なんだ」と猜疑心すら起こるのだろう。その気持ちを1パーセントも理解しないわけではない。それでも、その外国人たちがこの国にいる理由、事情をちゃんとわかろうとする「日本人」がどれくらいの数いるのだろうか。 外国人と一口で言っても、欧米人なら気にならない、それどころか歓迎している向きもあるのはYouTubeの「外国人大好きニッポン」系のビデオ(非常に多い)を見ていれば分かる。「名誉白人」とかと一時言われた頃の精神と同一だろう。 中には欧米人旅行者にタダで一流の店で鮨や天ぷら、最高級和牛などを食べさせ、そのリアクションでPVを稼ぐものもあるが、東南アジアや中東などからの外国人にそうしたご馳走をするクリップは見たことがない。 「日本人」の排外主義者というのは、きっと欧米人は排撃しないのだ。日本の食文化をはじめ、いろいろな「This is Japan」と自慢したいことやものを欧米人に褒めてもらうことはどうも何よりうれしいことのようなのだ。「ね、あなた方の文明もすばらしいけれど、東洋のこの島国で独自に発達した文化・文明を認めてね」というような<リンゴ磨き=apple-polishing>的態度が私にはどうにも鼻につく。 あのさあ・・・ 非欧米出身の外国人の多くが、どれほど今日本のたとえば建設現場や製造現場とかを支えてくださっているか、分かっているのかい。人手不足で選り好みできるらしい「Z世代」たちが見向きもしない仕事をしてくださっていることを? 私の家の最も近くのコンビニはいつも繁盛しているからだろう、外国人アルバイトは雇っていないけれど、多摩堤通りのとか、水道道路とかの、駅からちょっと離れたコンビニも深夜早朝はことごとくと言っていいほど非欧米外国...

ひどい場面ばっかり

 「青と黄の間で 〜6〜」をしたためました。 https://mnemo.hateblo.jp/entry/2025/06/30/151508

みちのくの田舎野球少年

私と大谷翔平選手の共通点なんて、同じ東北出身ということしかない。しかも會津から大谷さんの出身県岩手に至るにはふつう宮城県を、日本海側ルートなら山形県を通過しなければならず、つまり隣県ではない。大体、「同じ東北出身」だからどうしたと言われておしまい。そんなの他に何百万人もいるよ、と。 「DH(指名打者)解除」といういわゆる「大谷ルール」の一環を適用されて、彼はDodgersの1番・投手で昨日先発した。そして「最速」102マイルperアワーの速球を投げ、2回無失点、打者としてヒットはなかったが、前回の登板時ではホームランを打っている。なんなんだろう、この人は。超人かよ。 そう超人だ。「superman」だし「ultra man」だし「Übermensch」だ。 この30歳の東北人が、世界最高レベルのメイジャー・リーグの場でbaseballというスポーツを根底から再定義しているのだ。 彼がふっくらしたリンゴのような色の頬で、チビすけプレイヤーとして土埃が立つ真夏のグラウンドで夢を追っていた十数年前、練習を終え、頭から水をかぶったりして仲間らと談笑しているとき、そして家路につく時、岩手の蝉たちが鳴いていたはずだ。ミンミンゼミには盛夏を感じ、流れる汗に自分の努力の正しさを感じたはずだ。夕暮れ、帰る頃にはヒグラシ。お母様がおしいものを作って待っていてくださるうれしさ、ありがたさを感じていたはずだ。 岩手と會津では少し違うだろうけれど、同じ「みちのく田舎少年」として、中1の時だけ野球部にいた者として、とても親近感が湧く。いろいろと想像できる。 それだけでなんだか誇らしい。そんな誇り、感じたってもちろん私だけの心の中のことだが。

AIの俳句解釈

 AIがこんなことを言っている。 「雨蛙黒き仏の宙に鳴く      (山口誓子) 雨蛙の鳴き声を、黒い仏像が宙に浮かんでいるように表現し、神秘的な雰囲気を醸し出しています。」 なんだその解釈。意味不明。いや意味不明でも感覚感性に訴える、要はsurrealisticな表現としてとらえるのもありに決まっているけれど、それにしたって、カエルの鳴き声が宙(そら)に浮かぶ仏像って。 俳句の解釈は自由とはよく言われるけれど、私には「黒き仏」とは屹立する黒雲、雨雲のこととしか思えない。「仏」は一体ではなく、おそらく林立するかのように数体、とイメージする。雄大な絵が浮かぶ。蛙の声が悟りの境地へと誘うようで、宙に曼荼羅のような図式が浮かんだか。 なぜだろう、この句で私は山形県の米沢を思い出した。米沢は我が會津の故郷から見て飯豊連峰を北に越したところにある広い盆地の町。飯豊は南西、吾妻連峰は北西、朝日連峰は南東、そして蔵王連峰は北東に見える。そこをクルマで通ったとき、その広い空に雨雲が数本湧き上がっている様を見たのだったか。よく思い出せないのだが。そうだとしても梅雨時ではなかったはず。八月だった。 AIくん、どうもまだ俳句の解釈は不得意のようだね。

いつでも変態な教師は去れ

まだ6月だからというのはありつつも、早朝の気温はそう高くなくてありがたい。不確かな記憶ではあるが、少なくともここ数年ではなかったことのように思う。これから梅雨前線が一旦消えてしまうとか。いよいよ朝から酷暑ということになるのだろうけれど、今のところ東京の早朝は比較的過ごしやすい。 * 今国民の多くが嘆きまた憤る不埒な公教育の教員たちによる性的姿態撮影の罪が問われる事件。量刑はなかなか凄くて、撮影行為で3年以下の懲役または300万円以下の罰金、提供・公開行為も伴えば7年以下の懲役または500万円以下の罰金(または併科)だそう。罰の重さはいいのだけれど、それゆえ同種のことが再発しないとは全く限らない。どうしたらいいのだろうね。 もう旧聞だが、福岡県のどこかの学校で、女子は項(うなじ)を見せてはいけないと指導しているとのニュースがあった。調べると、読売新聞の英語版(The Japan News, July 31, 2023)しか出てこなかったのでその記事の一部を引用する。(重要部分の下線の施しは私による。) Female students had to tie their hair below their ears.  Asked why, teachers replied, “ Boys will be aroused by the nape of your neck ” or “The government says so.” その「teachers」こそが「刺激され」たことがあるからそんなことを言うとしか思えない。だから、「Boys and we, the male teachers」と主語を改めるべきだ。そして刺激されてどうしたと言うのだ。問題はその結果だろうに。「美しいな、色っぽいな」と思うのが「刺激された」ことだとすればそれは自然、そしてそう感想を持ったところでおしまいにする抑制的な態度こそ重要であろう。それをわきまえられない良からぬ生徒がいるのなら、わきまえるよう指導するのが教育だろう。 教師とてもちろん人間、聖人君子であるわけがない。そんなことは子どもを預ける親御さんだって百も承知であるはずだ。しかし教え子たちの前では、教師という者は徹底してそのように、つまり倫理道徳的に一点の曇りなき人間として振る舞うことが要求されるのだと言って過言にはならない。学...

昨日の妄言の続き

今朝は不覚、目が覚めたのが6時ちょっと前。Trafficが混み出してしまう時間に自転車乗りに出たくないので今回はキャンセルだ。湿気はあるが涼しい朝だった。残念。 * 昨日の3つめの記事の延長みたいなのを書く。 中高年には時代劇が好きないしは嫌いではない人が多かろう。勧善懲悪、カタルシスのためのお定まりの筋書きだ。「遠山の金さん」や「水戸黄門」などは悪党を皆殺しにはしない。峰打で懲らしめ、遠島を申し付けたりはするけれど、生かす。親玉だけを打首獄門や切腹に追い込むのだ。 しかし中には悪党側のすべてを斬って捨ててしまうものもある。例えば悪党がそれなり身分の高い武士で、私兵と言っていい多くの侍を召し抱えているのだが、「者共、出合え!」の号令一下殿様への忠臣ぶりを今こそ発揮、ご奉公するのだと勇み、「狼藉者」を囲む。そして「正義」のヒーローは「米」の字を書くように(by 萬屋錦之介)彼らをおもしろいようにバッタバッタと斬り捨ててゆく。そしてアフターマスとして必ずその悪党に苦しめられた者に情け深い言葉をかけてしみじみ、あるいはほんわかするシーンで劇は終わる。 ちょっと待った。部下の侍にだって家族はいるだろうに、その深い情愛は彼ら彼女らに向けられないのか?主君の悪事は正されなくてはならないけれど、部下の全員に考えうる最も重い連帯責任を負わせるのはやり過ぎだ。「母上、父上はどうしてお帰りにならないのですか。」「父上はただお殿様への忠義を尽くしただけではないのですか。」そう涙ながらに訴える息子や娘がいるかもしれないではないか。 いやいや、娯楽時代劇に本気でケチをつけるという大人気ないことをしようとしているのではないのだ。 例えば現下のウクライナ=ロシア戦争で、昨日も書いた、神風ドローンで肉体を粉砕されるロシア兵にも、妻子がいるかもしれないし、(存命かどうかは知らないが)父母は確実にいるのだ。強制的にこの戦争に駆り出されたとして、その兵士に身体粉砕の刑を受けるだけのどんな重罪があるというのだろう。ウクライナ軍は、「そんなことを言っていたら戦争にならない。生かしたら、そのロシア兵は俺たちを殺しに来るのだ」と言うのだろう。「その兵士に家族がいることなどいちいち慮っているくらいなら戦争なんかやらない」と。 その理屈で、今まで人類は戦争をやり、殺し合ってきた。「こっちを殺しにきたヤツらを殺して何...

Morgen 妄言

今すごい雨でね、世田谷区。自転車乗りに出られまへんわ。 気象レーダー見てたら、大田区から雲が湧き上がって、川崎市中原区、目黒区と発達して広がって世田谷区へ。で、表示スケールのスライダーをマイナスにすると、そっか、千葉・房総半島から大きな雲がどんどんと東京へ押し寄せているんだね。台風の雲ですかね、2号。 * アメリカの道化師大統領が、「イスラエルvsイランの永遠の戦闘停止を実現した!」と自慢、あっという間に「イスラエル、爆弾を落とすな!」と怒り心頭の次のポスト。もうほんと、笑えない。しかも記者たちの前で「fuck」を使って怒り心頭のお気持ち表明。こんな大統領いなかったよね、情けない。戦いをやめろと言うのはもちろん立派。でも言っている人がイエメンを急襲爆撃したり、イランの核施設を国際法無視で、また合衆国憲法にも違反している可能性が高い状態で爆撃した人だぜ。ざけんな。 * YouTubeで小林武彦(東京大学定量生命科学研究所教授)が講演しているビデオをちょっとだけ見た。生命の誕生は海の熱水が噴き出すところで起こったであろう、進化とは変異と適応の結果なのだ、偶然であって目的があったわけではない、などなど。 まあ、科学者ならそう言うしかないわね。こと生命の起源に関しては最尤な仮説しかないし、そのwhyについて語れば宗教か哲学の領域になってしまうのだろう。RNAのこと、DNA、ゲノムのことも小林先生はもちろん語るけれど、howばっかり。なんで物質が命になるのかは全くお手上げ、話しようがない。 howばっかり言っていると、そればっかり追究していると、喩えは変だが、仏作って魂入れずということになっていきかねない。あるいは画竜点睛を欠く、とか。それが科学の限界だ、それよりメタなことについてはそれこそ形而上学にお任せ、科学者は関知しないとなると、おっそろしいAIができてしまう気がしてならない。 爆弾が敵兵士を山中で攻撃してくるアブやブヨのように追い回す・・・kamikaze droneのことだが・・・そしてピンポイントでその肉体を粉砕する。どうすればアブやブヨのように飛行できる器械を作るかという難題を科学は解いたわけだ。しかしそこには「いのち」がない。敵兵をからかうように追い回し、払い除けようとして振るうライフルも躱して、着弾させ、彼を吹き飛ばし、「やったー!」とゴーグルをつけたドロー...

Fそばのお汁は相変わらず濃すぎ

「ええ〜ッ!ウッソ。マジ〜〜?」 軽薄ここに極まるという語彙、口調。三軒茶屋の某24時間立ちソバ屋Fで朝5時過ぎに聞いた、多分若い女性の大きな声。入店した時にチラッと見えたテーブル掛けの4人の一人だ。私は彼ら彼女らに背を向けて天ぷらうどんを啜っていた。おそらく「サンチャ」のどこかで月曜の夜から徹夜で遊んできたんだろう。仕事明けかもしれないけれどね。 日本は平和だ。危機感が極度に欠如していると言ってもいい。冷たい視線を彼ら彼女らに送ったところで、「俺だって極楽とんぼじゃねぇか」と自嘲するだけ。内外のニュースをしっかり見たり読んだりする時間がたっぷりある爺と、遊びたい盛りの、社会や世界のことなどに関心が爺ほど向かない若者の差でしかない。 今朝のpotteringは、まず砧公園を南北に横断し、瀬田経由で用賀、桜新町、新町、駒留通りに出て三軒茶屋、そして件のそば屋へ、という行きのコース。昔は経堂にも下北沢にもあった店だが、姿を消し、24時間営業しているのは近隣じゃここだけ。相変わらずの汁の濃さで、少なくとも関西圏からの人は食べる気がしない「関東風」うどんの典型。もう10年以上前新宿伊勢丹近くの店舗で食べて以来で、やっぱりおいしくない。酒を飲んで、塩分多い〆のうどん、そば、ラーメンを食いたくなる人限定と言っていいくらいの店だ。 * 自転車に乗りつつ、昨夜見た、イランの報復でテル・アヴィヴ(Tel Aviv=イスラエル首都)にミサイルが降り注ぐ映像を思い出し、いろいろと考えた。コメント欄は英語によるものが圧倒的で、多くが、「ガザの無辜の民にお前たちが散々やってきたことを今やられているんだ」という趣旨のものが多かった。つまり、「ざまあみろ!」ということだ。 東京中心部に敵対国の超音速ミサイルが迎撃ミサイルをものともせずに主要な建物を破壊、首都炎上したら、と想像しただけで身震いする。そんなことありえないなどと言えるはずもない。現に起こっているのだ。ウクライナのキーウでも。そこまで敵対しなければいい?では戦争でなく、外交交渉で問題解決をするということだね?いいね。え?軍事費どんどん使って敵対姿勢明確にし、先制攻撃もありうるって国会で論議されたことだし、やっちゃうかも。で、やられたらもちろん徹底的にやり返す?ひゃ〜〜〜、過激だねぇ。で、あなたは安全なの?え?死んでもいい?ちゃ〜〜!勇ま...

なんでそうなるの?

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今日の夜明け。南風が少しだけ強く吹いており、湿気はそれゆえあるものの、心地よい朝であった。 しかしもちろん(!)大いに憂さを感じる朝でもあった。 私の歌に、「Where There's No-One Left to Hear」がある。 https://www.youtube.com/watch?v=ywt7r7F_jAE I've been thinkin' about the sad news I read this evening.  I've been wondering where we're going without knowing why we must. と歌い出す。 その歌のとおりだなあと思った朝でもあった。 なあ、Kよ。  

心の底から非難する

 絶対に忘れない。 トランプのクソ野郎が、異教徒で、どんなに「アメリカに死を」と言ってきた敵対国家であっても、国際法を無視し、くだらない功名心から、軽はずみも超弩級の、イラン核施設爆撃をしたこと。 日本は、国連は、世界の民主主義国は、平和を願うすべての国は、トランプとその政権を徹底非難し、孤立させねばならない。 トランプに権力を与えたすべての米国民を心の底から非難する。

2025 夏至を1日過ぎての雑記

4:40分頃自転車を漕ぎ出すと、なんとまあ、涼しい風が吹いて快かったことか。かういふ夏の朝ばかりなら言ふことなし。 * トランプさんは、磁石に水を掛けると磁力を失うと思っているらしい。すごい。そんな人だけれど、イラン攻撃に逡巡していることに関しては評価したい。でもまあ、安定性のない人だから、どうなることやら。世界大戦の鍵を握っている自覚は有るだろうけれど、シャワーでも浴びて、彼の変な「磁力」を無効にしてほしい。 * Brian Wilsonの逝去について何も書かないできた。Beach Boysはリアルタイムで聴いたけれど、サーフィン音楽にしか聞こえず、山国會津の田舎のちびすけには縁遠かった。Beatlesとのライバル関係で相当に互いに影響し合った事実は高校生くらいになってから知ったけれど、アメリカ西海岸的ポップスについてはEaglesやDoobiesなどにハマってしまって、Beach Boysを振り返ることはなかった。 「God Only Knows」がWilsonの最高傑作、そしてポップス史上の名曲として今いろいろな人によって関連動画が上げられている。確かにすばらしい。複雑なコード進行なのに、その<ひねり>がいやらしくない。RIP, Brian. * ABEMAトーナメントは相変わらずおもしろいけれど、年々規模縮小となって、それはABEMA自体の緊縮財政のせいなのか、将棋コンテンツの人気の翳りゆえのことなのか、またその両方なのか、なんだか寂しい気分だ。 昨日放送分では、佐藤天彦九段がリーダーなのに確か3戦3敗で面目を失っていた。そういうことはかつてあり得なかった棋士だった。振り飛車への転向がやはり裏目に出始めているのではないか。昨年度A級順位戦ではそれなりに有効な戦略だったが、とにかく振り飛車のトップ層での劣勢は覆い難い事実だ。最強AI<たち>が振り飛車にすることは全くない。人間が振り飛車にすれば即座に評価値を下げる。まるで棋理に反した戦法だと断言しているかのよう。いわゆる「オワコン」になってしまっているとしか言えない気がする。 * Kが先日やっぱり熱中症一歩手前まで行ってしまった。しかも警備の現場港区赤坂まで中野から自転車で行ったというのだから呆れてしまった。なにしろ無理をせず、safety netの恩恵を十全に受けるべきだ。彼もそうすると言っていた。 * 夏至...

奥州人&「新選組」と言われて血が騒がぬはずなし

涼しかったな、今朝は。珍しくpotteringは北方向(烏山地域)へ。 * 私のYouTubeおすすめ画面では大谷翔平さんの高徳な振る舞い関連のものがワンサカ。本当に、多くの人が語っているように、大谷さんはbaseballを根底から再定義するプレイヤーなのだ。球技とて闘争の側面があって、過度な勇猛さ、野蛮さも時に必要とされるというような長い間の勘違いを彼は正してゆくのだ。「grace」である。岩手県奥州市出身のみちのく男児が世界に発する気高さ、高貴さ、雅。大好きな野球やって、みんな仲間になろうよというような子どものような願いを発揮すると、なんと翔平さん、あなたは奥州政権中枢を成した人の後裔か、それよりも遡って、アテルイの末裔かというような真に勇猛でしかし気高い人間になれるのだ! * 明日は都議選。世田谷区は定員8、都内最大の選挙区。もう入れる人は決まっている。その候補が当選し、ロクでもない候補が落ちるよう祈る。グハハ。  * れいわ新選組の参議院東京選挙区候補予定者に、かつて民主党衆議院議員だった山本ジョージさんが決まった。秘書給与詐取で実刑を受けた人だが、その刑務所での体験から更生支援活動に入った人だ。前科者とかと揶揄する人もいるが、誰一人逮捕もされない自民党の裏金議員はじゃあ一体どうなんだ。入獄した体験のある人が、触法者、犯罪者、受刑者を<その体験を生かして社会に生かす>。すばらしいことではないか。天晴れな更生そのものだ。太郎代表の人選の見事さに感服する。  

文藝ページを設けました

「MNEMO文藝」というページを設けました。 https://blog.hatena.ne.jp/MNEMO/mnemo.hateblo.jp/edit/done?publication_id=6802418398481188141&is_newly_published=1 よろしかったら・・・。

3つの宗教の大元は同じだろうに

イスラエルがイランの核施設などを先制攻撃して始まった現下の戦争(もう紛争などというそれこそ紛らわしい言い方はできない)、それについて私がここで何かを書くとしたら、当然両国は愚かな報復合戦をやめよということに尽きる。そしてどちらか一方だけを擁護するような言動を他国や国際組織はしてはならない、と。 なぜなら国際関係で一方的にどちらかだけが絶対的にそして100パーセント正しいなどということはまずあり得ないからだ。そしてさらにもっとメタレベルで言えば、<正しさ>とはパースペクティヴ(perspective)で変わってしまうからだ。 ネタニヤフだってハメネイだって少なくとも子ども殺しを正しいとはしないはずだ。それでも結局不特定多数の子どもを殺してしまうことを覚悟でミサイルを発射する。<正しさ>が他の「大義」に殺されてしまうのだ。 トランプ支持者のTed Cruz上院議員は、聖書の内容からキリスト教者はイスラエルを助けなければならないとまで言っている。21世紀の今、そんな言説が政権与党内の有力議員によってなされてしまう。信じがたいことだ。ではキリスト者たちはみな聖書からそう読み取っているか?教条主義はイスラムの一派にもあるけれど、互いに7世紀以前の<因縁>をつけて今殺し合うことの愚かさをCruzはそれこそ「聖戦」とでも思っているのか。彼がおそらく忌み嫌う「ジハード」と何が違うのか。自分だけが正しいと思う愚かさを今まで学んでこなかったのか。 以下、Grok3による、私の「聖書に自分だけが正しいと思い込むことの愚かさを諌める文言はありますか。」という問いへの答えを載せる。 * 聖書には、自分だけが正しいと思い込むこと(高慢や自己義認)の愚かさを諌める文言が複数あります。以下に、新約聖書と旧約聖書から代表的な箇所をいくつか挙げ、日本語訳(新共同訳聖書など)を基に簡潔に紹介します。 新約聖書 ルカによる福音書 18:9-14(「ファリサイ人と徴税人のたとえ話」) 文言: 「自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対して、イエスはこのたとえ話を話された。…『神よ、わたしは罪人です、憐れんでください』と祈った徴税人の方が、ファリサイ人より義とされて家に帰った」(ルカ 18:9, 14抜粋)。 解説: ファリサイ人が自分の正しさを誇り、他人を軽視したのに対し、謙虚に罪を...

Paul Turns 83

昨日(英米ではまだ「今日」)Paul McCartneyの誕生日。83歳! Beatlesの中で彼ほど幸運なメンバーはいない。Johnと並び称される才能を持ち、健康長寿を享受する。母を早くに亡くし、また最初の妻Lindaと30歳代で死別するという不幸はあったけれども、「To me, life's been as good as can be so far」という想いだろう。  私にとっては、小2の時にほぼリアルタイムで聴いた「All My Loving」の衝撃。そして小5での「Hey Jude」。いずれもイントロなし、いきなりの歌。超名曲。なんという天才、Paul。 今高齢者となって、1960年代という私の幼少期から思春期までの10年を思い出して、「ずっと共にあったなあ、Beatlesの歌」とうれしい嘆息を吐きつつ言う。その歌の数々を今でも毎日のように聴いているのだから、私の人生の一部だと言ってなんら過言にならない。 思いつくまま、私にとってすぐに脳裏に浮かぶPaulの歌と言えばと問われたとしての答え・・・ まず「For No One」。中学生になってから聴くようになった。そしてもちろんレコードに合わせて何度も何度も歌った。今なら分かる、当時の恋人Jane Asherへの絶望的な恋い焦がれの歌であることを。 「Here, There and Everywhere」。そのJane Asherへのさらなる恋い焦がれの歌。故郷の萱本という地区から縄沢という地区へと抜ける里山を貫く道を自転車で走りながら、何度も歌った。 「Fixing a Hole」。中1になった年の梅雨時に集中的に聴いた。「ennui」とは何かを音楽として教えられた。 「The Fool on the Hill」。リリカルな歌とはこういうものだと教えられた。故郷會津の野原にどれほどマッチする歌であるか! 「Hello, Good-Bye」。小5の時、初めてレコードを自分で買ったのだけれど、それがこれ。うれしくてしかたがなかった。Beatlesが私のものになったという気分。今まで長兄がずっと買ってきたBeatlesのレコード・・・それらに私が買った1枚が加わった。 「You Never Give Me Your Money」。いわゆるAbbey Roadメドレー幕開けの曲。主に3つのパートでできてい...

私は前者だと思う

今朝も晴れて暑いけれど、昨日の朝よりは随分と自転車漕ぎが楽だった。もう当分、もしかすると九月いっぱいくらいまで炎熱地獄の日々なのではないかと恐れていたからうれしい誤算だった。ま、昼はまた外出禁止レベルに暑くなるんだろう。Kには絶対仕事をしてほしくない。「日射病」必至だもの。 * トランプの誕生日での軍事パレード、大失敗で笑ってしまった。SNSに上がった彼の悄然たる表情は、彼の<飾りのない>人柄が出ていてむしろ好ましいとすら思った。そしてG7早退。いやはや自己愛性パーソナリティー障害のまたもやの発露でしょう、これ。 彼が早退前にG8としてプーティンさん、ロシアを、この先進国会合に留めておくべきだったと言ったことには少し納得するところがあった。しかし、G7とは経済的にdevelopedな状態にあるということばかりか、民主主義的にもそうであることが条件であろうから、ロシア排除はしかたがなかったと言える。民主主義とは元来西欧発祥のものだし、社会科学的な「進歩」の道筋というものがあるとすればどう考えても英仏が元祖として(カナダは大まかにはその英仏からの移民国家)最も先を進んでいるのであり、それに<感化>されてのドイツやイタリアということだろう。そしてむろんアメリカを加えねばならないが、今や王政のような有様のかの国のその王様が他国のリーダーたちに囲まれたら、そりゃ早退したくなるわな。 トランプはG8が続いていれば、ロシアがそこで少しでも民主主義国的になる学びの場であり得たとでも言いたかったか。排除ではなく、包摂である、と。しかしそういう意図だとして、トランプが民主主義や包摂とか言うなんて鼻で笑われる。 * YouTubeに「偏差値34」を自称し、渡米して米人女性(白人)と結婚、大工などを中心にしつつもUberのデリバリーやらの副業もして子ども2人を養う日本人男性のチャンネルがある。「深く絶望申し上げます」というちょっと変な日本語を決め台詞に、彼の重労働の日々を動画で綴る。その編集などプロ並みであり、かなり質が高いコンテンツを産み出している。 日本では「落ちこぼれ」だった彼がどうして渡米し、どう彼の妻になる人と出会い、ゴールインしたのか、その辺りの経緯については私がまだ見ていない動画で説明されているのかもしれないが、なにしろとても「偏差値34」の「落ちこぼれ」とは思えない。 そん...

またやるか。

Pottering、暑かった。もう真夏。Tシャツ一枚で風を切って走っても、汗が噴き出す。 蝉が鳴き出すのも時間の問題。ただ、去年までの数年はすでにこの6月にはニーニーゼミが「開講」していたと思うのだが。教授たち、まだ日和見か。 * YouTubeではいくつか本当に質の高いチャンネルがある。本気でやっているわけだ。他人をこき下ろしたり、総体として下衆なことについてダラダラ出まかせのように喋って視聴回数を稼ぐチャンネルもあるけれど、そういうビデオではそのYouTuberの言葉遣いに感心するということがまず滅多にない。 https://www.youtube.com/@ikitekaeru このチャンネルは本物だ。山登りに関心のある人は必見だと思う。しっかりした日本語を、プロ顔負けのナレーションで聴くだけで心が落ち着く。アニメーションツールを使っての動画もいい加減さのない、立派なものだ。なにより、山登りを愛する人々への共感に満ちていて、また警察・消防への感謝の念も深い。 * https://www.youtube.com/watch?v=97TAGcVtMdI これは手前味噌。 「いいね」が17も(!レベル低っ!)あって、驚いた。うれしいのは、この作品は作詞作曲演奏が完全オリジナルだから。そして梅雨の季節に生まれ、それを意識した歌だから。そう、今の季節の歌なのだ。 さて、そろそろまたビデオ作り、再開しよう。 みなさま、どうかご贔屓に。

夏至まであと6日日記

昨日父の日、娘からLINEギフトが送られてきた。ありがたいし、うれしいし。彼女が生まれて以来ろくな父親でないままなのだけれど、いつも私にやさしくしてくれる。下旬での「定期会合」が待ち遠しい。 昨日は義父への感謝の意を表す夕食会。するとなんと義父からも贈り物を逆にいただいてしまった。義父と会食する機会でいただく、これが本当の「義父と=gift」か。詳細は書かないが、非常に高価なもの、とだけ。ろくな義理の息子でないのに、いただく資格があるかと今も迷っている。 私は「ろくな」父でも義理の息子でもないのに、恵まれすぎている。 * その義父と話していて、義父が「夏至が近いね」と。「ええ」と私は答えたが、今調べると今年は6月21日土曜日の11:41だそうだ。義父は夏至が嫌いで、というのも、その日を境に太陽が衰微していくのが寂しいからだ、と。私も昔はそう思っていたけれど、180度先の冬至点(今年は12月22日月曜日 の0:02に到達)へのターンであって、つまりは太陽の勢いが復活するめでたい日へのカウントダウンがスタートする日だと思うようになっている。冬至が大好きなのだ。もちろんその日の周辺、クリスマスや大晦日という年末の日々の楽しさがあるし。 * 義父から事実上託されている庭木の手入れ、これが大変だ。夏期での手入れはほとんど重労働だもの。しかも蚊がまとわりついてくるし。ナンテンとムクゲの木が今伸び放題になっている。さらにハナミズキ、ツバキ、ユズ、そしてピラカンサの樹勢も旺盛である。そして草の伸びもすさまじい。ああ、考えただけで憂鬱になる仕事が日程に上っている。

祝 伊藤叡王タイトル防衛、八段昇段

昨日は雨の中歩いてOK成城店へ。この頃朝が雨でpotteringができない日が続き、ではちょっと距離があるけれど、いや、あるからこそ歩くかと。帰りは重いリュック(バックパック)を背負っていい運動になった。途中本当に色とりどりの紫陽花が沿道の応援観衆のように私を励ます(って大袈裟な)。 その行き帰り片耳でずっと聴いていたのはABEMAの叡王戦最終局の実況。聴いているうちはずっと伊藤叡王の劣勢。帰ってきて部屋の中PC画面で放送を見るようになっても劣勢のまま、それどころか絶体絶命かというほどに追い込まれたのだけれど、最終盤で齋藤挑戦者に緩手ないし悪手が出て大逆転、伊藤匠叡王はタイトルを守った。タイトル2期獲得で八段昇段も果たした。22歳で八段昇段は、同い年の藤井さんには4年半遅れた(彼は18歳そこそこでやはりタイトル2期で八段昇段)けれど、歴代7位のスピード出世だ。 ファンとしてうれしかったけれど、伊藤さんはまだまだ安定感に欠ける。そのことは彼自身が一番分かっているはず。尊敬すらしている同い年の「400年に一人の大天才(MNEMO談)」こそが彼の追っている対象なのだから。藤井七冠のこれまで(2025年6月3日時点)の勝率0.830、翻って伊藤さんは昨日時点で0.702(近似値)であり、これもすごい勝率だけれど、この0.128ポイントは途方もないほどの差なのだ。100局以上指して現在勝率7割を超える棋士は他に服部慎一郎七段(0.710)しかおらず、その勝率順は藤井七冠、服部七段、そして伊藤叡王ということになる。この快挙からひとつぐらいタイトルを持っていて不思議はないけれど、藤井さんが昨年伊藤さんから叡王を奪取され、全冠独占を阻まれることはほとんど確率的には(正確に算出するのは不可能だが、おそらく藤井勝ちの確率は9割を超えていたとされ)奇跡に近いことだった。 今の将棋界、誰が何と言おうと、藤井、永瀬(834戦して勝率0.695)がトップ2という評価は揺るがない。3番手はと言うともちろん伊藤さんも挙がるのだが、佐々木勇気八段や近藤誠也八段、藤本渚六段(96戦して、勝率0.760であり、100戦以上に達するのはまもなく、そして勝率ランキングでは3位以下を大きく引き離す第2位になる)の名が挙がってしまう。 (将棋棋士には「藤」が姓に含まれる者が多い。伊藤、加藤、近藤、佐藤、斎藤、内...

そして軍事転用できる「科学技術」求む、という政府

「どっちが悪い?」の大元を辿ればキリがない。それでも、テルアビブなどへのイランによるミサイル攻撃については、ネタニアフが口火を切ったからこそのこと、当然こうなるとは覚悟していただろう。 アホである。こうしてアホな殺し合いが連鎖する。単純な報復感情から、そして国家の「威信」とかいうものから、「誰が死のうが知ったこっちゃない」と遠くからミサイルのボタンが押される。「赤ちゃんが、幼児が、小学生が巻き込まれた?しかたがない。恨むならお前らのリーダーを恨め。」 一方ウクライナやロシアでも同じことが行われている。ウクライナ軍の「Kamikaze FPV Drones」の操縦技術はおそらく世界一、次々とロシアの戦車、装甲車両などが破壊されている。対人神風ドローンにはF-1やRGD-5などの手榴弾が搭載され、一人またひとりと兵士に体当たりする。からかっているかのようにまとわりつくハエの如く兵士の周りを飛び、隙をとうとう見せた兵士に最後は体当たり、体を吹き飛ばす。 もっと火力の強いRPG-7の対戦車弾頭(PG-7Vなど)を搭載したドローン、地雷、さらに米国が開発した高機動ロケット砲システムであるハイマース(HIMARS=High Mobility Artillery Rocket System)、そしてジャベリン(携帯型対戦車ミサイルシステム)などでロシア軍の隊列はあっけなく殲滅されていく。確たる数字ではないだろうが、情報筋はロシア軍兵の死傷者は百万に達しているかもしれないと言う。 歩兵戦闘車(BMP)は戦車などに比べれば装甲が薄く、上で記したウクライナ軍の兵器で簡単に破壊される。火がつけば、中でローストされてしまうのだ。逃げても無駄で、上記兵器の精密度は狙えばまず絶対に逃さないレベルだ。BMPやBTRという兵員輸送車はこれまでに無数に破壊されてきて、今やロシア兵はバイクや一般車両で最前線へ向かったりする。それは神風ドローンの格好の餌食だ。 そうなってしまうのは分かっていても、ロシア軍は同じような車両やタンクでまたぞろ隊列を組んでやって来る。まるでやられに来ているかのようなのだ。今、この現代に、人命がこれほど軽んじられている例は、世の中にはたくさんあろうけれど、このRusso-Ukranian Warがおそらく最悪のものだろう。 今日もまたロシア兵が、そしてもちろんウクライナ兵が、国...

2025 水無月雑記 〜本当にいろいろ雑に記した

道路に面する塀の脇を掃除していると、朝も早よから多くの小さなアリが落ちた葉っぱや花芯などの間を行き来しているのを毎回目にする。今の季節特別餌になりそうなものはないようなのに、どうしてだろう。柚子の花芯に蜜の名残でもあるのか。でももう相当に萎れたものだゾイ。ファーブルみたいな精神があればそれを突き止めるのだけれど。 塵取りにアリをどうしても掃き入れてしまう。彼らは「ギャ〜」とか言っているのだと思う。けれど、ゴミ袋に入れるまで時間を与えているから、多くはきっとそこから逃げ出していると思う。そう願う。運悪くゴミの処理場(大蔵1丁目の世田谷清掃工場か八幡山2丁目に在る千歳清掃工場)まで行ってしまって、そこで脱出の暇がなかったなら申し訳ない。暇があっても、全くの<異国>に流されてしまうわけで、餌を見つけても帰る巣穴がなく、途方に暮れるだけ、これも申し訳ない。 * 今朝は雨が降っておらず、potteringができた。弦巻の方へ行ったのだが、この弦巻、その名の由来に3つの説があるけれど、私は「弦(つる)」の方はさておき、少なくとも「巻」は「牧」であったろうと推定している。なにしろ世田谷区には馬に関係する地名が多いからだ。まずは馬事公苑(上用賀2丁目)が在るというのが象徴的で、地名では駒沢、下馬、上馬があるし、隣の目黒区だけれど近接して駒場もある。また、なんと目黒自体も「駿馬」で読まれる「馬(め)」と「くろ(=畦道)」から来たという説が有力らしい(おらは目黒不動がおわしまするがゆえの地名かと思っていただ)。 娘と孫に参考まで・・・。 弦巻4丁目は1999年年末に私が初めてクロネコのバイトをしたところなのだ。千代田区富士見町の当時の住まいからHONDAのオルティアに乗ってクロネコの世田谷区桜ヶ丘営業所へ早朝行き、担当が主に弦巻4丁目の「億ション」になった。その億ション、今でも威容を誇っている。そこは用賀4丁目に在った、私がスティックと治雄ちゃんとでリハやレコーディングでお世話になったPLUS ONE Studiosに程近い。私としてはあの辺りには親近感を覚えている。今だと、おそらくLIFE(スーパー)の全店舗中最もおしゃれな桜新町店が在って、たまに行くし、potteringでもよく行くよ。 * 山尾志桜里さんの反論、興味深かった。玉木党首と榛葉幹事長のダメダメぶりには開いた口が塞がら...

Lust that Should Not Have Lasted

今朝は6時頃に目が覚めて、超早朝potteringはできず。なにしろ快適な気温、湿度で、本当に気持ちよく目が覚めました。こんな日が続くわけはなく、昨日、Kによれば関東も梅雨入りと気象庁が宣言したと。知らなかった。まあ、その宣言も正確な時刻をもってこれから入梅とかというようなものではないわけで。 * しかしねぇ、色欲というのは恐ろしいね。それ自体というより、己のそれを見る他者の目がですよ。自分もあまりよそ様のlove lifeについて何かしら言えるような立場でもないのに、というケースもあれば、そのよそ様が<お盛ん>ということならなにかしらjealousな思いをぶつけられてしまうケースも。 人間である以上、どんな聖人君子風の人物だって、医学上の障碍がない限りはほぼだれもが色欲を持たないではいられないはず。そうでなければ人類は存続し得なかった。中学時代、<そういうこと>とは無縁ではないかというような人品の数学教師がいた。物静かな人で、目にいつも羞恥の影を宿しているような印象の人だった。その教師にお子さんがいると知ったとき、私は少なからず衝撃を受けた。<想像>がつかなかったのだ。 色欲について抑制的な人は概して尊敬されるが、それは色欲がそれだけ基本的に強いことをほとんど皆認識しているからこそのこと、その我慢強さを美徳とするからだ。件の数学教師と打って変わっていつも目に愛欲の光をぎらつかすような人物がいれば、周りは皆疎んじるだろう。隠し立てのない、欲に素直な人などと褒めそやされることはあるまい。 婚外交渉がどんなに民法上の不法行為だと<プロとして>知っていても、検事だって弁護士だって、国会議員だって、色欲に負けて世間から指弾を受けることもあるのだ。それが一生の疵(きず)となり、築き上げてきたものが瓦解し、修復再建は事実上不可能になる。いわゆる「不倫」をされた側の屈辱、悲しみは絶対的な力を持ち、色欲に負けた(?)側は圧倒的に負ける、負け続ける。 今回は実名を書くが、山尾志桜里さんが会見直後と言っていいタイミングで公認決定を破棄されてしまった。「当然だ」という声が圧倒的に多いようだ。そして彼女に国民民主党での再起を促した、<不倫の後輩(?)>の玉木党首への非難の声も高まっている。 今の日本ではそうなることが必定だった。そういう必然を見通せなかったという意味においても政治家失格かも...

発表なくても東京は入梅だよね

 3:15くらいに起きて気象レーダーを見たら、3:30辺りから30分ほど雨雲が切れるという予想だった。慌ててカッパと防水帽子を身につけ自転車に跨った。平均時速17kmほどで一気に40分ほどそれなりの主要道を駆け抜けてきた(スピード出せるから)。レーダー予測、正確だった。最後の10分は確かに濡れた。 実質上の梅雨空、その下の巷の風情を愉しむ余裕は一切なかった。残念。 * 某党の参院比例候補予定者Yさんの会見をYouTubeでちょっとだけ見た。「週刊文春」で最近異例の「復刻スクープ」を出されても、<あの件>では完全黙秘と言っていい態度だった。しかし私はそのことも酷いとは思うけれど、議員特権を濫用した(地球3周分とかのガソリン代公費負担、議員パス私用)ことの方が深刻だし罪深いと思う。こういう特権に胡座をかいて恬として恥じなかった貧困なる精神の人が、「手取りを増やす」、「まじめに働けば、給料が上がる」と言っている某党の選挙公約での文言をどうやって心底訴えられるというのか。もちろんそのことについては謝罪していたが、ガソリン代については主に秘書のせいにし、妻子ある恋人に会うために議員パスを堂々と使っていた事実については<半落ち>でしかなく、とてもではないが反省したとは言えない。 過ちを犯した人をいつまでも責め立てることは不当だ。さらに、品行方正に程遠い私などそんなことをすればそれは天に唾する行為そのものだ。よって私はYさんを全否定しているのではないし、そうできもしない。政治家にはふさわしくないと言っているだけなのだ。どうしても自分の政治的能力や情熱を活かしたいのなら、議員になどならず、れいわ新選組の長谷川ういこさんのように党内政策委員として活動すればいいではないか。 (なお、誰でも分かるあの人を「Yさん」としたのは、ただただ、その名前を記したくなかったからという理由による。他意はない。)

My brother said a few days ago, "Here in California, people are getting more active."

 先日在カリフォルニアの弟の誕生日だったので毎年恒例でメールを送り、トランプ政権による一連の関税・経済政策で大変だろうというようなことを書いたのだが、返ってきたのは「日本のマスコミはトランプの負の部分ばかり報道しているだろうけれど、こちらは活気が戻っています」と。そして2、3日してトランプは2003年に「同時多発テロ(2001年)」を受けてBush Jr.政権時に発足のICE(Immigration and Customs Enforcement(アメリカ移民・税関執行局)を私兵のように使い、カリフォルニア州内の「不法移民」を摘発逮捕、そしてその強硬手段に抗議する人々を抑えるため州兵を州知事の同意なく派遣したのだ。 カリフォルニア州はいわゆる「Blue State」で民主党の牙城と言ってよく、先の大統領選ももちろん反トランプ票、すなわちバイデン支持票が63.5 : 34.3(第3の候補がいて、それは2.2)の比率でほぼダブルスコアとなっており、「駄々っ子爺さん」には憎くてしかたがない州のひとつなのだ。 我が弟はいわゆる「情弱」ではまったくない。それどころか、非常に世情に詳しいし、インテリと言っていい。いわゆる「グリーンカード」を持ち10年以上彼の地で暮らしていて、実情にも明るいに決まっている。彼の実感を疑うのはなかなか厳しいけれど、しかし「兄」はちゃんとアメリカ発の情報で今の彼の国の動向を追っている。日本のマスコミのはまったく参考にしていない。もちろん弟がTVで参考にする報道機関がもし保守系FOX Newsなら、私はCNNやMSNBCなどなど反トランプ系のリベラルなメディアを参考にすることが多いけれど。なお、最も参考にするのはBBC、イギリス放送協会のニュースだ。これほど「客観的」に限りなく近いソースはない。それからX上の「Republicans Against Trump(トランプに反対する共和党員たち)」のtweetsなどを大いに参考にしている。その双方のメディアのそれぞれの<偏り>がものの見方を正反対にさせているのか? 論争する気はまったくないので、再びメッセージを送らなかった。ただただ弟夫婦がカリフォルニアで平穏に暮らしていけることだけを祈っている。 私が言いたいこと、ひとつだけだとすれば、トランプとのその支持者は、どうぞisolationismにま...

グラヴィトンは<重い>ではなく<想い>

中島義道さんのお師匠、大森荘蔵さん(科学哲学・東大名誉教授、故人)のある文章で、確か、思い出として現れたものは<実際に>立ち現れているのだ、というような少し面妖なことを言われているのを読んでまさに面食らった憶えがある。時間は線形ではなく、流れず、刹那的な「立ち現れ」の連なりで、物理学的な「t」とは異なる、と。 今朝は「ブラタモリ」で最近三軒茶屋が取り上げられたこともあってそっちへpottering。亡き父が暫時暮らしたという世田谷区太子堂はその「三軒茶屋」地区の一画を成すが、その辺りを少し時間をかけて走ってみた。もちろん父が暮らした戦中の三軒茶屋地区は大山街道(世田谷通りと国道246号=玉川通り)沿いのはっきり言ってまだまだ鄙びたところだったはずで、父とたとえ一緒に巡っても父もきっと浦島太郎状態で自分がどこに住っていたか見当もつかなかったかもしれない。 その太子堂から北東へ1キロあまり、駒場の東大に大森さんが勤められた教養学部が在る。写真での若き父の姿を思い出しつつ、父はそのとき「立ち現れた」。そんなこと、つまり大森荘蔵氏の話を思い出したのは、父のことを思っているその最中片耳で(道交法違反ではないはず)YouTubeの「シンプリー・ライフ」さんのビデオをラジオのように聴いていたからだ。それのあるセクションで主に重力のことを話しておられたのだが、そこでおもしろい説を聴いた。石垣島出身の「さとうみつろう」というミュージシャンがいて、その人が<重力とは想いである>と言っているのだそう。質量のない光すら重力に曲げられ、ブラックホールに吸い込まれる。この世で重力の影響を受けないものはない。しかし、<想い>は唯一の例外だ、と。それはつまり想いこそが重力(グラヴィトン)だからだ、と。さらに、超弦理論ではグラヴィトンのみが紐が閉じていて3次元空間に依存しない唯一の素粒子だとされ、さらなる高次元時空に「漏れ」ていけるのだとアメリカの宇宙物理学者リサ・ランドールは言っているのだそうだ。グラヴィトンが想いなら、3次元、4次元(3次元+時間)を超える<世界>へ「漏れ」て行ける。それが思いとして描けるなら、実際に「立ち現れ」ているのだ。その高次元世界に。(「シンプリー・ライフ」さんのビデオでは大森荘蔵氏のことは一切出てこなかったことを付言する。) さとうさん、ランドールさん両者の説は非常にi...

関戸(聖蹟桜ヶ丘)、日野、源氏のこと

午前4時、雨が降ってしまい、ちょいとpotteringしてお終い。残念。 * 昨日は義父の娘の用事で聖蹟桜ヶ丘の方へクルマで行った。旧ブログで書いたことだけれども、もうそれは完全に失われてしまったので、娘や孫のためにそちらにまつわることを記しておこうと思う。 普通世田谷からだと甲州街道を西進して府中本宿町で鎌倉街道(都道18号府中町田線)へ左折して入り南進して行くものだろう。私は狛江時代に通い慣れた多摩水道橋から多摩川の南岸に沿う「多摩川通り」を使い、鶴川街道との交差点で混まない限りはそのまま西進し、稲城市大丸で川崎街道(都道41号稲城日野線)に出て、さらに西進して多摩市関戸(=聖蹟桜ヶ丘というのは京王線の駅の名で、そのものの住所・地名はない。関戸はその駅が在る多摩市の一部)へ至るのだ。 登戸で終点となる多摩川沿線道路(一部県道111号大田神奈川線とされるところもあるが、この道も管理自治体が複数あるらしく、正式な呼称はない ) の延長と言っていい「多摩川通り」はやはり管理主体が都だったり神奈川県だったり、また川崎市道でもあったりで、これまた統一的で正式な呼称のない道だ。混んでしまうと右は多摩川で抜け道なし、また左も「多摩区地獄」と言いたくなるほどの自動車通行不能な元農道のような道ばかりで川崎街道へ迂回することがほとんどできない。唯一と言っていい迂回路はJR南武線中野島駅へ通じる市道だ。これが川崎街道へ通じる。 めっちゃマニアックな道路説明!いつか娘や孫が読んだら面食らうな! 「おじいちゃんて、道路オタクだったの?」 * この多摩区中野島は英語をお教えした人たちが数多く暮らす町だ(った)。多摩丘陵が南に在って、眺めの良い、緑豊かな住宅地になっている。 1991年前後、すなわち娘が生まれた年の前後、ELIXIRからG Stringへの過渡期に自主制作の曲をレコーディングするため、日野市に在ったスタジオを頻繁に使った。日野へは上で書いたコースからさらに西進して行った。途中高幡不動などが在るその道も通称「多摩川通り」のままだ。 そのレコーディング中、とあるメイジャー・レコード会社の制作部長さんがわざわざ来てくださって、「Mob」という収録中の曲を聴いてくださり、「ぜひうちへ」と言ってくださった。しかし事務所の社長が「もっといい会社がある」と後に断ってしまわれた。その「もっと...

経済オンチ

立憲民主の某次期参議院選挙選挙区候補予定者(現職)が、消費税廃止で一致するれいわの山本代表に前回強力な支援を得たこともきっと決め手になって僅差で対抗馬に打ち勝った経緯がある中、議員になってほとんどその消費税廃止や減税で発言しなかった(確認済み)ことでれいわにとうとう対抗馬(刺客)を送られてしまった。それでこの人、Xで今バズりつつある。相思相愛の、激烈な口調で世の「田舎者」をバカにし(本人弁)論難する著述家氏がどう援護するか。 * 私は経済学にはからっきし弱い(それゆえ私立最高峰の大学の政経学部に受かったけれど辞退した)ので、今消費税をなくすことの是非は分からない。ただし、中学や高校の公民レベルでも教えられる、景気が悪い時には減税し財政出動するという単純なケインズ理論をずっとこの30年実践してこなかった結果が今であるというのは分かっている。そこに自国通貨を出せることだの、政府債務が天文学的金額であることだのなんだのがどう絡んでくるかはちっとも分からない。 それでも、ケインズは「長期では我々はみな死んでいる」と述べ、短期的な経済対策を重視したという。このことの意味はよく分かる気がする。経済は長期的になど展望できない、あるいは予測できない、気象現象みたいなものなのだと。 * 今日は成城から喜多見に下り(国分寺崖線を)、そこから砧公園へと上り、用賀へ。目当てにしていた某24時間営業店がやっておらず、再び砧公園経由で戻った。距離は大したことがなかったけれど、時速は相当出したので、運動にはなったと思う。雨は降らなかったけれど、完全な梅雨空だった。

豪徳寺辺りをpottering

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Elon MuskがTrumpに愛想を尽かしたよう。第一次政権のときもどんどん側近が辞めていき、とどめは副大統領のPenceまで反旗を翻したっけ。どれだけ人望がないんだ。Isn't he a bit like you and me?と、まあ、自戒しませう。 * 今日の夜明け、砧公園で撮った。幻日と言っていいのか、一時的に太陽が2個あるように見えた。美しいし、まさに幻想的だった。 * Potteringは今日は城山通りを世田谷区役所近くまで行き、そこから招き猫で有名な、彦根藩井伊家ゆかり(江戸菩提寺)の豪徳寺辺りをウロウロした。広大な寺ですわ、本当に。「城山通り」の「城山」とは小高い城址前を通るからで、その城とは世田谷城、吉良家が15世紀に築いた。吉良家は足利一門(足利義氏の子義継が祖)で、江戸時代は「高家」として幕府でも高い位にあった。もちろんあの吉良上野介はその子孫。 豪徳寺はその吉良家が造営したと言われ、臨済宗の禅寺だったが、後に住職が代わって曹洞宗になったとのことだ。江戸時代世田谷は井伊家の所領となった。狛江もその中に含まれた。招き猫伝説は興味深い。最大1万体の招き猫像があるらしく、好事家が多く訪れる。海外からも多く来て、何度もそういう一行や個人を見てきた。 * 昨日向かいのNさんと話す機会があって、「涼しいうちの未明から世田谷区を巡る自転車乗りをしています」と告げるとたいそう驚いた顔をして、「それはすごい」と言った後、「ウロウロして怪しい人と思われないようにね」と言われてしまった。確かに。でもね、あんまり早いからまずほとんど人とは会わないですよ。

俳優座、いいなあ

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昨日書いた座頭市、Mooさんもお好きということでにっこり。しかも昨日掲げた岩崎加根子さんが出演する俳優座公演の『猫、獅子になる』をこの3日に偶々見ておられたとのことで驚きだった。 俳優座は健在ながら、六本木の劇場は吉本興業が買収したそうで、喜ぶ人もいるのだろうけれど、私には残念なことだ。 俳優座出身の役者は実に多く、岩崎さん、仲代達也さん、佐藤慶さん(會津若松市出身!)、中谷一郎さん、市原悦子さん、山崎努さん、田中邦衛さんと枚挙に暇がないけれど、森繁久弥さんは創立メンバーのひとり、そしてなんと勝新太郎さんも俳優座で演劇を学んだそうだ。 さらには東野英治郎、小沢栄太郎、稲葉義雄、木村功、加藤剛、平幹二朗、夏八木勲、露口茂、地井武男、小野武彦(狛江市出身!)山本學、古谷一行、原田芳雄、天本英世(敬称略)、そして成田三樹夫さん!大好きな俳優ばかりだ(誰かをきっと挙げ忘れているだろうけれど)。女性では佐藤オリエさん、赤座美代子さん、太地喜和子さん、栗原小巻さん・・・菅井きんさん!夢のような劇団だなあ。 渋いところではNHK『事件記者』の永井智雄さん。なぜか父が親交を持っていた。どうしてなのか、もう分からない。 * 今朝のpotteringは再び用賀方面だが、今回は桜新町や新町、弦巻など、玉川通りを横断しない玉川地域を走った。 写真は帰りの途上、砧公園の木立の間から覗いた夜明けの雲、青空。