隠された夢
昨夜オリオンが出る前に狛江の多摩川べりへ行った。英語をお教えしている高2の生徒さんらが修学旅行でお休みとなって、もう午後6時ではとっぷり暮れてしまう今、自転車で。(写真は昨夜チロの埋葬地に捧げた線香で形作った三つ星) 40周忌。私はチロが亡くなったとき辛うじてまだ二十代だった。若かった。精神的にはあまりに若かった。それでも歌を歌っていたから、チロは「What is it for?」と問いかけ、「This could be it」と言って(私の背中に触れて)、オリオンへと昇天して行った。 恥ずかしながら、そのとき私は、午前1時ごろ南中し、私を見下ろし、慈悲を表すかのように瞬く大きな星座が何であるかを知らなかったのだ。 私はその2年前、『星の1秒』を歌っていた。 https://www.youtube.com/watch?v=xTv2C04fMro 瞬く 星の1秒 隠された夢を 今夜は 探して この三浦徳子さんがあっという間に紡いだ言葉にプロ作詞家の凄みを感じたのは1984年だった。銀座1丁目に在ったおそらく(!)「音響ハウス」のスタジオで録音当日に歌詞問題が発生し、私(=King Reguyth)と三浦さんで急遽近隣のカフェのようなところにおいて新しい歌詞を作ることになったのだ。日英混交の詞だ。 私は2年後の1986年10月(アニメ『機甲界ガリアン』は日テレで1984年10月on airスタートだった)に多摩川の河原に立ち、オリオンの瞬きに「隠された夢」を見つけることになった。 I know for sure He(=God) and I've got the same design などと私は『星の1秒』で書いた。 何という不遜な歌詞!ふざけるな、であった。しかし、2日前の投稿のように、私は今良寛や川端康成と<似た>境地にいる。私の「形見」となるのは、花鳥風月、雪月花、この世、なのだ。