雷、心太
今朝は昨日の朝よりもまた一段と寒かった。半端な長袖ではとても自転車で風切ることはできなかったのだ。この涼しさの<貯金>があって、これからやってくるだろう酷暑も少しは納得してやろうという気になる。(笑) * 昨日首都圏を襲った「ゲリラ豪雨」だが、世田谷区ではそう激しくことにはならなかった。今日も大気が不安定になるところがあるらしい。雷は家の中にいる分には嫌いではない。いや、それどころか楽しみですらある。 数年前、まだ狛江市東和泉在住の頃のある夜、多摩川土手からなんと栃木・群馬の雷雲と稲光、雷電が見えたのだ。雷雲下の方々には申し訳なかったけれど、本当にすばらしい、息を呑む光景だった。 會津の田舎では、あまり雷にまつわる記憶がない。けれども、私の生家の真南にはその名も「雷山(正式には羽黒山か)」という小高いところがあった。よほど落雷があったところなのだろう。ここは幼稚園児や小学校1年生のための遠足の地でもあり、飯豊連峰の眺めは抜群である。 この山から少し西へ行くと「會津三観音」のひとつで、大同2年(807年)に徳一大師により創建と伝えられる如法寺がある。ここへも子どもの頃よく行った。家からの標高差は100メートルくらいだろうけれども、雷山へのルートとは違う<羊腸の小径>があって、夏にここを登り切ると茶屋に辿り着く。ここが出す心太(ところてん)が絶品で、それが食べたくて登ったことも幾たびかあった。当時20円だったと記憶するが、どうだったろう。 昨夏そこへクルマで行ってみると、なんとその茶屋が復活していた。長く店を閉じていたはずだったが。登坂の苦労もなかったし、腹も満たされていて、結局入らなかったが、うれしいことであった。