涅槃は「滅」
上の写真の日から一週間以上経ってしまったが、こんな日が早く来てほしい(@砧公園バードサンクチュアリ)。今世田谷は雨が小康状態。気象レーダーを見ているとなんだかまた千葉がひどい降りになるよう。心配だ。 * 「ニルヴァーナ」は漢訳で「涅槃」とされたが、これは音写だと今更知った。中古漢語では「ねっばん」に近い音だったそうだ。「nirvāṇa(निर्वाण)」はサンスクリット語、「nir」は英語でout、「vāṇa」はblown(blowの過去分詞および名詞化したもの)だそうだ。 「nirvāṇa(निर्वाण)」は自動詞的に「吹き消えたこと」と訳すのが良かろう。「三火=(三毒)、つまり貪欲(<と>んよく=むさぼり)・瞋恚(しんに=怒り)・愚痴(ぐち=迷い)」が消えることらしい。中国語で意味を訳せば「nirvāṇa」は「滅」が最も端的らしい。 その漢語での訳「滅」だけれど、この字、元々は「烕」で、「火」と「斧」の会意だという。火と斧で敵を滅ぼすのだろう。そこに後世、なんと「さんずい」という扁をつけた。イメージが膨らむ。私の第一感的なものは、火がいまだあちこちで燻り、燃え、斧が散乱し、死屍累々の戦場。そこに天も感じてか雨も降り出すという光景だ。確かに<滅している>わ。 「 三火」の消滅 ・・・我が母も、Kの母上も、最晩年に「もう何も望まない、要らない」と口にした。ほとんどニルヴァーナ状態ではないか。私もそんな境地に近づいているのかな。