引退
世田谷通り、砧3丁目側から撮った。反対側は、写っていないが、国立の成育医療研究センターで、元は国立大蔵病院、さらにその前身は陸軍第二病院で、亡き父が一時期入院していた。 30年前、大阪でギグがあり、2泊したのだったか。帰京してここを通ったとき、私はしみじみと「This is where I belong!」と心の中英語で叫んだ。当時は狛江市東野川2丁目に暮らしていたが、東名の東京用賀インターで降り、世田谷通りに入ってから、たった2泊3日の旅であっても、幼い娘が待っている狛江に帰ることが待ち遠しく、この写真の辺りに来て「MNEMO圏」に入ったという実感があったのだ。ここから太陽の方向へおよそ5キロほどで我が家であった。 * https://www.youtube.com/watch?v=p4tSCtwIJMI アゼルバイジャンというカスピ海西に位置する国がある。9割以上がイスラム教徒の国だけれども、世俗主義的で、そう厳格ではないそうだ。それゆえか、上のようなオーケストラが存在する。 演奏しているのは芥川也寸志さんの「トリプティーク」で、見事なものだ。4年前の演奏らしいけれど、「コンマス」が演奏が終わって泣いている。おそらく最後のコンマスとしての演奏だったのだろう。 きっと彼は私と同世代、もしかすると同い年かもしれない。一線を引く・・・そのときの<絶奏>が「 トリプティーク」とは! 彼はオーケストラの内規だかで一定の年齢で引退となったのか、それとも、そうではないが後進に道を譲る時が来たと考えたのか・・・またそれとも、これ以上演奏力を一定レベルに保つのはむずかしいと考えたか。 身につまされるな。