Paulの84歳誕生日
砧公園はいつまで経っても「黄黒テープ」が取れないまま。春に倒木事故が相次いでの措置で、一本一本安全性の確認中、なのだ。
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昨日はPaul McCartneyの84歳誕生日だった。まだ現地時間なら当日だ。
彼の歌の中、一番好きなのはどれかと問われたら、好きなのだらけで優劣つけ難しというよりないのだけれど、パッと思いつくのは、You Never Give Me Your Money、We Can Work It Out、For No One、Here, There, and Everywhere、Hello, Goodbye、Hey Jude、Penny Lane、The Night Before、Fixing a Hole、The Endと、まあ、いくつもあるけれど、きっと「あ、まだあった!」となるパターンだ。
Johnとのライバル関係で、彼は特に共作をしなくなってからはいつもJohnのに劣らぬ、あるいは凌ぐ作品を目指した。
The Beatlesがどんなバンドよりもすごいのは、4人構成のバンド内に4人のsinger-songwritersがいたことだ。曲は、歌は、<四花>繚乱、アルバムは見飽きない花園だ、ということ。その内の3人が歴史的な名曲をものす才能の持ち主なのだから、信じ難いほどだ。イングランド北西部の港町Liverpoolの狭い地域で3人の天才がほぼ同時期に生まれ、後に知り合い、バンドを組んだという奇跡。
PaulはこのThe Beatlesを最も愛した。Revolverというアルバムを発表し、1967年夏Brian Epsteinという「マネージャー」が亡くなった時点ですでにバンドの分解は始まっていたのだが、Paulがリーダーシップを発揮し、何とかそれを食い止めてきたのだけれど、それが他のメンバーには専横とも感じられるようにもなり、さらにJohnとGeorgeがそれぞれが独自の歌世界を追求するようになって、1967年から2年ちょっとでどうにもならなくなった。その絶望からLet It Beが生まれたのは疑いようがない。
PaulとRingoがまだこの世にいてくれている事実に、そのことを意識する時いつも震撼する。Paulについては声帯の衰え顕著で、新作が出たけれど、<同じ>singerとしてはもう聴きたいとは思わなくなった。切なすぎるからだ。
彼は、だから、生きていてくれればいい。同時代を過ごせた事実がずっと<生きる>。完全な過去にならない。それはやっぱりうれしいことなのだ。

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