Apple



ずっと「Odeon」レーベルだったBeatlesのレコードが自社Appleのになったのは1968年、シングル・レコードの「Hey Jude c/w Revolution」発売からだった。皮が黄緑色の🍏の皮付きの絵がA面で、半分割った果肉の絵がB面のセンター・レーベルに印刷されたのだが、その図柄が大好きだった。

上に掲げた、私が昨日撮った写真のリンゴは王林だ。ゴールデン・デリシャスと印度を掛け合わせて福島県が開発したという(1952年命名とのこと)。Apple Corpsのは「グラニー・スミス」でオーストラリアで偶然生まれた品種らしい。

ところで、Steve Jobbsがビートルズ・ファンゆえに(これは本当)自分の会社をApple Inc.と名付けたというのは誤りだそうで。ただし、Macのスタートアップ・チャイムの「ダーン(Bong!)」はBeatlesの「A Day in the Life」における最後のコードからインスパイアされたのは本当だ。ただしもしこのことに商標問題から拗れたことがある双方のこともあり、コンピューターのことのみに集中し「音(楽)」関係のことには立ち入らないとしていたはずのApple Inc. に対しApple Corpsの方がまた訴訟を起こすとしたら、直接の相手はJobbsではなく、Apple Inc.のサウンド担当者Jim Reekesだったよう。おもしろい話は続くが、ここまで。

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私が中学時代大好きだったBadfingerというバンドはこのApple Corpsのアーティストだった。Beatlesと変わらぬ青リンゴのセンター・レーベルのレコードは、さらにこのBadfingerへの私の愛着を深めたものだ。

そのBadfingerがバンド終末期にAppleを離れWarner Brothersへ移るということがあった。その移籍直前に彼らは「Apple of My Eye」を発表した。


邦題は「懐かしのアップル」だった。う〜ん、苦しいな。中学3年生だった私はその題名に大いに戸惑ったものだ。旧約聖書に出てくる慣用句が大元らしく(しかし今でも使われる)、ピッタリの邦訳はないだろう。すっきり訳せば「宝物」だ。これから去るAppleというレコード会社への惜別の歌だ。そこでの思い出は宝物だ、ということなのだ。「懐かし」というのは早過ぎた。

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