伊藤二冠A級昇級
何にも浮かれられない日々だけれど、昨夜は伊藤匠二冠のB級1組最終戦を観ずにはいられなかった。9割方負けだったのだが、最終盤大逆転で勝利、10勝2敗でA級昇級となった。
相手は2番目に好きな澤田真吾七段だったので複雑な想いはあったけれども、なんとその最終盤、伊藤二冠は負けても同時に対局開始していた他のB1組のライバル二人がすでに負けており、昇級が確定していた。それを知ることなく(おそらく)、ギリギリ大逆転で勝って文句なしの頂点カテゴリーへの到達を果たしたのだ。
世田谷区弦巻の大天才、おめでとう!
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一方同い歳の愛知県瀬戸市の大天才藤井六冠は、不調を託つ。有力棋士たちの総研究、総攻撃がいよいよ六冠を苦しめ出した。先陣は伊藤二冠、まず叡王城と王座城を落とした。彼により藤井難攻不落説が完全に揺らぎ、永瀬、増田がそれぞれ王将城、棋王城陥落を目指し続いているのだ。将棋界は群雄割拠の様相を帯び始めている。
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群雄割拠、戦国時代で、将棋界はなんと低迷するという予測がある。「パックス・藤井ア=Pax Fujiia」の天下泰平、彼の人気継続こそ将棋界の繁栄なのだ、と。一理あるけれど、ではPax Fujiiaが続くマンネリが本当に安定した将棋界活況をもたらすのか。
囲碁界は今本当に手酷いことになっている。棋戦が2つ3つと消滅しているのだ。長兄が世話になった会津中央病院が主催していた女流棋戦の立葵杯もそのひとつ。賞金700万円だったか。日本棋院はこのまま行けば立ち行かなくなり、今や市谷の本部を売り出す羽目に陥っている。一力遼さんの国際的な活躍も焼け石に水のようだ。女性棋士も世間の下世話な耳目を集められていない。
娯楽多様化の時代、将棋と囲碁がいつまで、どこまで、一定の数のファンを集められるのか、考察が必要だ。
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