杜、森
砧公園バードサンクチュアリの椅子に座ってさっき撮った一枚
逆光ハレハレだけど、まあ、いいや
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私が神社仏閣が好きなのはなにしろまず杜があるからさ。都市の中でも田舎でも、木々に囲まれる神社仏閣の建物の美に感嘆しない人なんていないでしょ。
ああいうのを造ってしまう人々のこころ、なんだよ。美意識なんだよ。それに共感することが結局信仰心なんだと思う。雪の夜の神社仏閣なんて、もう、温帯モンスーンの島国の建築文化として極みまで行っているでしょ。そこにお燈明だよ。どんだけ美しくなりゃ気が済むんだって思うほどだ。
その文化に私は属していると思っているし、属したいのだよ。
だから国家神道を奉じているとしか思えないような神社なんかには辟易するよ。日本文化を声高に誇るのはまあいい。けれど、実はそんな野暮をしないのがそれこそ日本文化じゃないのか。「いいものだ」と心の中、思っていればいい。誇りすぎて、他国を、その民と文化を、蔑ろにするなんて、どうやって神社仏閣のたたずまいから出てくる態度なのだろうか。信じがたい。
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「ブラタモリ」、見たよ。毎日のように歩いたり自転車に乗ったりして行くところが紹介されてた。成城学園構内は入ったことないけれど。
あれ見てて、「憧れの高級住宅地」ということばが何回か言われて、「ち」と舌打ちする人もたくさんいるだろうよ。ブルジョアの街の紹介なんて、反感を持つ人もきっと多くいるはず。私も、狛江や喜多見などに暮らしていなかったら、そして今砧に住んでいるけれど住んでいなかったなら、きっと「だからどうした」とTVをオフったろう。
でもね、成城はね、特に3丁目と4丁目はね、高級だ低級だとかの不動産屋的値踏みとかを超えていいところなんですよ。ひとえに国分寺崖線の段丘の緑があるからなの。その緑を育む「はけ」と川(野川)があるからなの。大江健三郎さんが4丁目に住んだのは、ただ憧れの柳田國男の例に倣っただけではないんだ。いつでも、たとえ四国の山村の森の規模には到底敵わなくとも、フィトンチッド漂う静寂の地へ行けたのですよ。新宿から10数分の駅を持つ街であっても。大江さんばかりでなく、そういう住宅地を求めた人々が集まったのが成城なんですよ。
「ブラタモ」、次回は東宝砧撮影所へ行くらしい。(もう行ってるんだけどね。)

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