「難を転じる」南天を掻敷にした料理などを食したい
「七人の侍」の、志村喬さん演じる島田勘兵衛が剃髪するシーンを撮ったのは世田谷区大蔵3丁目の仙川ほとりだったが、その近くの藪に「何という端正なfoliage! この少し鈍い光沢がなんとも美しい!」と思わずシャッターを切った。よく見ると家の庭にも在る南天であった。しかし、こんなに艶はないぞぉ。
南天のことをWikiで調べていたら、南方熊楠の名が出てきたので以下のことを思い出した。
義父の娘の曾祖父は和歌山県の人で、名を亀楠(かめぐす)と言った。「熊楠」が熊野権現信仰と、御神木の楠から由来するのは明白で、亀楠さんの名の由来は長寿の動物とその常緑のありがたい木の名の組み合わせからと言っていい。
この「楠」の字を名に入れる風習は、南紀(和歌山県南部)特有らしい。他には先述のように「熊」、そして藤白神社(神職は穂積・鈴木氏)からの「藤」の字が尊ばれたそう。ゆえに「熊楠」というのは紀州においておめでたい字が2つも使われているわけだ。
クスノキと言えば私にとっては(漱石病罹患期の)都心居住時代北の丸公園で冬季に特に親しんだ樹木ということになる。常緑広葉樹のクスノキは會津にはなく(クスノキは関東が北限)、珍しかった。春に新しい葉が出てくるのだが、その若緑が本当に美しいのだ。
熊楠の名言・・・
「学問は活物で、書籍は糟粕だ。」植物学者になりたかった私は、また今日も野に出よう。

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