「No religion」とは


ちょっと前に送られてきた孫娘(2歳)のイタズラ描き。娘のタイトルによれば、「John Lennon?」とのこと。驚くのは、私も描きそうなJohnの鼻であること。左向きの横顔で描くのも、まあ、右利きなら当たり前かもだけれど、私と全く同じ。

John & Yokoの歌が世界中で流れる今日明日。さらに「Happy New Year」とも歌っているから、来年元日までOK。

JohnはIMAGINEで、想像することの中で宗教のない世界も歌詞に含めている。その人がHappy Xmasも何もないじゃないか、と突っ込もうとすれば突っ込める。でも矛盾だらけの言説なんて、別にJohnに限ったことじゃない。

でもね・・・

Johnは<一応>Irishの血脈の中、カトリックだ。George Harrisonも母親がIrish系でカトリックの子どもだった。Johnは聖歌隊で歌ってもいた。父親不在、母とは別居ということで、内省的にならざるを得ない子ども時代、孤児院Strawberry Fieldの近辺で遊びつつ、自分は本当はorphanなのだときっと感じていたに違いない。そこで「孤独とは、人生とは」と大人びた思索も始めていたはずだ。

Johnが歌う宗教がない世界とは、つまりみなが神と一体となっていて、神と人の間にある垣根がなくなっている世界なのだと思う。神や仏が<対象化されない>人間世界だ。

Georgeと一緒にヒンドゥー教やインド哲学に触れていったJohnは、1967年くらいから猛烈に「What Is Life?」について思索し、またそれら以外の思想や宗教にも関心を持ち、勉強していった。神仏との一体感もたとえ瞬間であれ、一刹那であれ、経験したはずだ。ミュージシャンなら珍しいことではないから。


などと書きつつ、Christmas Eveの今晩も私は高3と<おもしろい(皮肉)>共通テストの勉強をする。やる以上全力だ!

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