私は木になりたい

 


2週間前くらい前の二子玉川の土手道。木々どうしが小春日和で気持ち良さそうで、まるで談笑しているように思えた。実際、木々は地下で根を菌糸によって他の木(同種他種を問わず)と結ばれinteractしているというのは今や有名な話。情報と栄養分を交換しているのだ。

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高市政権「高官」が核武装の必要を記者たちの前でオフレコで発言したという件。怒り沸騰というより、悲しくてしかたがない。恥ずかしい。その「高官」様は広島・長崎における未曾有の悲惨を物心ついて以来どのように捉えてきたのだろう。きっと「この悲惨を繰り返さぬために核武装するのだ」という転倒した思いを抱いたのだろう。

核兵器を保有している国々はもう10に近かろう。数えるのもおぞましい。その国々は今のところ使用していないし、自制している。その中に日本も加わるのだというのだろう。持ったから使うということではない、と。

しかしその核兵器保有国と日本が決定的に違うのは、唯一の戦争被爆国として、圧倒的多数を占める非保有国の核兵器廃絶への願いを実現する運動のリーダーとなる資格と義務があることだ。

その「高官」は、広島・長崎に行けるか?県民たちを前に核兵器抑止論を堂々展開できるか?できるならせよ。できないなら、さっさと辞表を書いて、人類史に汚点を残した自分の言動を死ぬまで猛省してろ。

どうしてこんな国になってしまったの?日本。

その責任の一端を負う戦後生まれの高齢者として、悲しみを抱えつつ、恥じる。

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