桑のことなど


 

昨日小春日和に誘われて自転車に乗り、新町や深沢などを巡りつつ、駒沢オリンピック公園へ。この公園もすばらしいけれど、木々が多い砧公園の方がやはりはるかに落ち着けるという点で私にとっては勝負あり、なのだ。




Zoomしたのでキメが粗いけれど、同日、駒沢からの帰途に通った砧公園での一枚。

*

安曇野・大町への旅から帰ってちょうど1週間が経つ。時間の経過が早いようなそうでもないような不思議な感じだ。

Mooさんのお家の庭に生えている桑の木の葉が風もないのに「パサパサ」と落ちて、短時間ですっかり丸裸になったそう。私はその葉が生み出してくれた実で作ったジャムをいただいている。まだ食べていないが、葉の供養で(!)明朝のパンに塗っていただこう。

しかしその葉が風もないに一斉に落ちてしまう現象、本当に不思議だ。安曇野に何か不吉なことがなければいいが。くわばら、くわばら。

クワの語源は「蚕葉(こは)」から来たとするのが最も尤もらしい。「蚕の<食う葉>」というのはちょっと無理がある。クワは学名Morusで、英語圏ではふつう「mulberry」と言われる。「mul-」はMorusの「mor-」が訛ったものだ。

子どもの頃、このmulberriesを思う存分食べて、お土産とばかり半ズボンのポケットにいくつも入れて家に帰ったら、果汁でズボンが台無し、母に叱られたっけ。

因む<句は>、

半ズボン 両ポケットが 桑子色

*桑の実を「桑子(くわご)」と私たちは言った。會津弁というわけではなかろう。



追記

18日に起こった大分の大火、お見舞い申し上げます。
年の瀬近くの被災で、途方に暮れていらっしゃることと思います。
何かしらお助けできることをしたいと思っています。

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