霜月始まり、冬の星空いよいよ美し
夜半までの(?)激しい雨が止んで、午前4時ちょうどくらいに歩きに出た。
思った通りの澄みきった夜空。冬の大六角形〜6つの1等星以上(およびそれに近い明るさ)のリゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン、シリウスが成す〜が東京では稀な輝度で見えた。アルデバランの近くのスバル=プレアデス星団も7つ以上見えた。少し視点をずらすと10以上見えた!
目を北に転じる。北斗七星で最も暗いδ UMa(Delta Ursa Major、通称メグレズ)で、3.31等星、それがなんとか見えた。ちょうど4等星に相当するアルコルは見えなかった。古代ペルシアやローマで視力検査に用いられた星だ。これはミザールという2等星の伴星(二重星の片われ)だが、このあたりの話を本で読んだとき、当然のように視力の弱い人は「見ざる」だと独りごちて笑ったものだ。
私には見えたプレアデスの10以上の星のうち4等星以下の視等級のものがいっぱいあるはずで、それらが見えてアルコルが見えなかったのは、アルコルが地平線により近かったからか。
そのアルコル、見えれば視力1.0に相当するそう。しかし、空が汚れていない、光害のない大昔の話。今東京の空で見えたなら2.0はあるんじゃないの。あるいは集光力が半端ない、ということか。え?同じこと?
先ほど午前5:20頃、NHK技研のビルに沈もうとするオリオン。
改修が終わったNHK技研のビルは本当に美しいんだよなあ。砧3丁目のランドマークになっているし、また周りの緑地、公園を含め、あの辺りの住民の憩いの場所だ。

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