本当に温暖化を食い止めねば


 

今日は二子玉川の花火大会がある。それとは何ら関係なく、そこを通って東進、今朝は田園調布をポタリングした。写真はその途中で撮った蜃気楼のような武蔵小杉のskyscrapers、水害でケチがついてしまい気の毒だ。今晩の花火大会、雨に祟られなければいいが。(私は見に行かないけれど。)

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しかし、田園調布の超高級住宅街のたたずまいの良さにはほとほと感心しつつも、その某丁目、丸子川の南岸となるところは驚くほどにかなりの庶民的な街に変わってしまう。南へそのまましばらく行けば多摩川となるわけで、要するに昔は低湿地帯だったわけだ。まさにAkira Kurosawaの「High and Low」の世界だ。国分寺崖線の東端の丘に田園調布の超高級住宅地が在り、その崖線を下ってしまえば同じ町名でもぎゅうぎゅう詰めの住宅地となる。大雨が続けばエラいことになってしまう。丸子川がまず氾濫し、次に多摩川も水が溢れればもう街は壊滅だ。

2019年に台風による大雨で大変な被害となった武蔵小杉のタワーマンション群の敷地も、多摩川の対岸の低湿地帯だったところだ。同じ低湿地帯の二子玉川もその時深刻な洪水被害を受けた。多摩川の水害と云えば1974年の狛江で民家19戸が流出してしまった災厄が有名だ。2019年にもその水害を被った地帯の河川敷が完全に水没、川となってしまい、ソフトボール場などが川原になってしまった。

田園調布のその某丁目の低湿地帯や、隣り合う世田谷区玉堤、玉川などは多摩堤通りという都道がまさに堤となってそれなり多摩川の氾濫防止に役立っているのだけれど、それを乗り越える流れとなってしまったらと思うとゾッとする。気候変動著しい今、あり得ぬことでは決してないのだ。

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