源、平

アメリカでは消費の50パーセントを上位10パーセントの富裕層が占めている。これは確かな源からの情報だ。これがいわゆる「トリクルダウン(この富裕層の消費が中低所得層の雇用や所得に波及すること)」につながることはほぼ見込めないと。なんとなれば、それは主に高級品、旅行、サービス(レストランやレジャー)に集中してしまうから、とのこと。この偏りが<健在な経済>であるはずがないよね。日本はこの数字が30~35パーセントだそう。

*

高齢者になると、いろいろ若い頃には平気だったり、耐えられたことが、数秒も我慢できなくなるってある。これはなんかの記事でも一般的傾向としてあると書かれており、私だけのことではないだろう。

義父の娘が朝出勤で家を出るまでと或る局の情報番組をずっとつけっぱなしにするのだけれど、その枠で「エンタメ情報!」とかアナウンサーが言って朝も早からけたたましいコーナーが流れてくる。普通私はずっと自分の部屋にいるからどうでもいいのだけれど、たまにTVがある居間でコーヒーなどを淹れに行くというようなことがあって、そのエンタメ情報を否応なしに見聞きすることになると、本当に数秒も耐えられず、這々の体でやることやらず引っ込む。本当にどうでもいい情報すぎて、怒りが湧いてくるのだ。例えば、知りもしない芸能人の第二子出産って、本当に一体それがどうしたって言うんだ、とかね。悪罵を吐いて義父の娘の気分を害すわけにもいかないから、ただまっしぐらに居間を出て、自分の部屋へと引っ込む。

関心ゼロ(どころかマイナス?)のことに視覚聴覚のためのエネルギー、情報処理のための脳のエネルギーを1eVも使いたくない、と思うのだ。クソ爺化だね、つまり。

ガハハ。

*

今、「源平合戦」という言い方は歴史教科書で使われなくなりつつあるらしい。確かに、清和源氏一門と桓武平氏一門の戦いでは元々なかったしね。清和源氏の棟梁頼朝とその血筋の者たちが戦ったのは平清盛の一族一派であって、清盛がいわゆる桓武平氏の代表だったわけではない(常陸平氏や房総平氏などの祖高望王が実質葛原親王を祖とする桓武平氏の嫡流と言ってよく、清盛はその嫡男国香その嫡男貞盛の四男維衡の流れ、伊勢平氏という分派だ)し、桓武平氏の血筋でも頼朝に加勢した者も多い(千葉氏や三浦氏とか)。だから「治承・寿永の乱」というのが正式な呼称となっていると。

コメント

このブログの人気の投稿

やるせない

SSブログにしてやられて、19年間のtextを失いました。(移行予告を軽視した私が悪い)

バンド内闘争