恵まれているよね、今の若者 (え?そうでもない?)
昨夜は「subfornical organ=弓下器官」などというとんでもない解剖学用語が出てくる(訳註はあるがそれも英語)金沢大学の昨年度長文問題を解説したりして疲弊した。いくら6割とれりゃいいと言っても、やりすぎだよね。設問は大してむずかしくはないのだけれど、読解問題解法テクニック(いわゆる斜め読みと、設問を把握してから読むやり方とか)を濫用しせず、やはり設問にきっちり答えるなら問題文を全般にわたって読み込むことが要求されていると考えて真面目に解こうとすればするほど、普通の高3や浪人生などには過度な要求をしていると言わざるを得ない。無駄な労力を強いているのではないか、若人たちに。
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つい最近までタオルケット一枚で十分、さらに扇風機やエアコンまでつけて寝ていたのに、今や羽毛布団で包まった状態で目を覚ます。また秋をすっ飛ばす気ですか、地球温暖化。
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山本由伸投手は12年契約で総額3億2500万ドル(約462億円)とのこと。年当たり38.5億円ということになる。羨ましいなどと言う気はさらさらない。それだけの責任を負わされていると考えると、とてもではないが、凡人には耐えられない重圧だ。その責任を目の前の1試合1試合での好投により果たすことでその時までかかったすべてのストレスが解消されるのだろうか。そんなことはあるまい。今回は良かったが、次回も同じというわけにはいかないかも知れないという想いが常に付き纏っているはずだ。努力しても巡り合わせ悪く、「え?あんなに高給をもらっていてこれ?」などと言われてしまうこともありうる人生を歩むのは辛かろう。
そういう道を選んだことだけで尊敬する。
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YouTube見ていると、looksがいい若者がもちろん容姿をさらしていろいろとやっている動画がおびただしくある。不肖私が例えばVIAだのEUROXなどにいた20歳代前半にこの媒体があったら、バシバシ動画撮ってuploadしていたろうな、と思う。あ、G String時代でもなんとかいけたかな。ハハ。
20歳代だったら、「売れるためには」って徹底して考えて、looks抜群の女性バンドメイトも入れたかもしれない。とにかく男女問わず人目を引いてナンボだと。もちろん音楽のクオリティも高く、ね。
今の時代に若者でなく生きているという巡り合わせに文句言ってもしかたがない。80年代や90年代だって、その時代のやりようがあった。今更ギャアギャア言うな、だ。
でもね、その時代には大変なコストがかかったようなことを今の時代は自分でできてしまうんだから畏れ入る。高いスタジオ使用料、レコーディング費用、ビデオ制作代・・・ビデオの画質なんてパーソナル・レベルの器械のでも80年代90年代とは比べようもないほどになっているしね。むろんエディットも自由自在。
やっぱ、恵まれているよね、今の若者。

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