"Integration" will be my epitaph

さすがに高3の英語となると入念な準備をしなくてはならない。教材は彼ら彼女らが学校で使っているHearteningという桐原書店発行のもの。おそらく日本一程度が高い。前回授業の復習テストも作成に2時間はかかる。

そのHearteningのLesson 8は「金継ぎ」の話。内容は深く、また教科書名通りheartening=元気づける、勇気をくれるものだ。「金継ぎ」では割れたりヒビが入った器を漆と金粉を混ぜたものなどで接ぎ合わせ、修復する。侘び寂びの精神を具現化する15世紀以来の技だ。

読んでいて、King Crimsonの「Epitaph」の一節が頭の中、再生された。

The wall on which the prophets wrote is cracking at the seams.

(預言者がその上に言葉記せし壁がピシピシとひび割れつつある。=MNEMO訳)

そのヒビを、壊れてしまったものを、金継ぎして、美しいイメージ、一編の物語を持つ絵に統合する(Heartening p.114の英文を基にした言い方)のだ!だから、King Reguythの「墓碑銘」は「Integration」なのだよ、Greg Lake(King Crimsonのシンガー)。

コメント

このブログの人気の投稿

やるせない

SSブログにしてやられて、19年間のtextを失いました。(移行予告を軽視した私が悪い)

バンド内闘争