超支配者

未明からひどい暑さだ、つまり弩級の熱帯夜だったということ。不快さばかりを感じての朝サイクリングとなった。

国内最高気温更新ラッシュ。グローバル・ウォーミングなんかない、あっても海面上昇でビーチが多くなっていいじゃないかというような輩が超大国の大統領をやっている人類史状況だ。深刻にすぎる。最近北海道・北見に住む友人の炎熱地獄に対する悲鳴が何度もLINEを通じて送られてきていた。北海道の亜熱帯化なんて信じられないし、あってはならない。

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旧ブログでも言及したことがあるが、YouTubeで「スーパー・ドミネイター」という、盗撮犯を確保、警察へ引き渡す顛末を伝えるチャンネルがあって、私は過去には大いにあったそのチャンネルに対するネガティヴな感情をほとんど払拭し、ほぼ全面的に肯定の立場となった。

「ネガティヴ」だったのは、まず<創業者>S氏の胡散臭さ、攻撃的な性格、金儲け主義がずっと鼻についていたことが大きい。この人は今「行方不明」らしく、債権者から逃げ回る生活をしているらしい。その債権者の筆頭が現「ドミネイター」のマンリキ氏なのだ。この人はチャンネル発足からS氏が表舞台から消えるまでカメラマンとして彼を支えていた。いや、S氏がある程度有名になってあまり「本業」をやらなくなってしまっている時からマンリキ氏は被疑者確保の最前線に立つようになっていたのだ。

このマンリキ氏は、S氏に負けず劣らずアグレッシヴな人なのだが、その本性を表すことにははるかに抑制的なのだ。またこの<有償>盗撮犯確保活動の論理もしっかり詰めていて、触法的なことをほぼ一切せずにチャンネル運営を進めているし、実際、盗撮被害者からは感謝される実績を積み上げているのだ。

常に盗撮容疑者がどんな反撃をしてくるか分かったものではないという状況で、圧倒的な体力を以って刑法上許される範囲内での制圧をする。言語能力も高く、ユーモア精神もある。言葉遣いは時に荒くれ者のそれになることもあるが、大体私にはそれすら痛快だったりする。

S氏を含めマンリキ氏のチーム(「我々」と彼は言うので)はこれまで100人くらい容疑者確保を成功させてきた。彼らの本拠は横浜で、まだまだ破廉恥行為をする者はそこにいるけれど、完全にやりにくくなったはずだと豪語している。そして東京の場合、横浜の比ではないほど盗撮に現を抜かす者が大量にいると言っている。そうなのだろう。

犯行を押さえられた「疑いのある(マンリキ氏らの言い方)」者たちは、さらに醜い証拠隠滅行為や逃走、嘘の上塗りをする。決定的証拠があるから、マンリキ氏は全く動じず、隠滅を防ぎ、逃げる者は圧倒的な走力で必ずと言っていいほど捕まえ、また嘘を暴いていく。見事としか言いようがない。

このチャンネルのコンテンツを見ていて何より感じるのは、盗撮犯たちの情けなさだ。以前にも書いたけれど、繁華街や学生街で見かける魅力的な女性・女子に目を奪われることはどんな男性・男子にもあることだ。極めて自然なことだ。しかし盗撮という行為にまで及んでしまう<精神>は身勝手に過ぎ、破廉恥で、情けない。責められて恥の上塗りをする姿はその情けなさを何倍にも増幅していくだけだ。

破廉恥な犯罪で検挙されたり逮捕されたりしたら人生おしまい・・・捕まった男性たちは異口同音に言う。妻帯者、子持ちも少なくない。一生の不覚である。家庭ではいい夫、いい父親であってもおかしくはないのが人間模様の不条理だ。

教訓だらけのコンテンツである。刮目せよ。

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