どうでもいい話

今日は普段より長丁場な仕事がある。それでも(?)朝4時に起きて、気象レーダーを見ると雨雲がちょうど切れて後1時間は降らないようだったので自転車に跨った。

千歳船橋には「森繁通り」があって、故・森繁久彌さんの邸宅がその道路沿いに在ったがゆえの命名。そこを走ってきた。

森繁さんは大好きな名優の一人だ。三船敏郎さん、志村喬さん、宮口精二さんという『七人の侍』の名優、むろん仲代達也さん、栗塚旭さん、島田順司さんの新選組コンビ、ただただカッコいい田村正和さん、天才勝新太郎さん、異才成田三樹夫さん、さいとうたかおさんの漫画から抜け出してきたかのような硬派な俳優夏八木勲さん、声が大好きなコロンボの小池朝雄さん・・・just to name a few。栗塚さん、島田さん、仲代さんはご存命だ。うれしい。




写真は先週日曜に撮った調布市国領辺りの野川。

大人3人の男女が懸命に何かを掬っていた。川海老とかいるのかな、と思った。夕食時が迫っていたし(笑)。

私が小学生の頃は公害が大いに話題になっている時期だった。多摩川の汚れぶりはTVで見たし、東京は住むところじゃないとすら思ったなあ。また、「コンクリート・ジャングル」の東京には虫がおらず、カブトムシがデパートで売られているというニュースに仰天し、だったら売りに行こうかとも。

多摩川も野川も地域の人々の努力で立派な生態系をかなりの程度まで回復した河川となった。田舎で「神様トンボ」と言っていた黒い翅のその名もハグロトンボもいる。お盆ももうすぐ、そんな時季に飛ぶこのトンボにはご先祖様の魂が宿っていると信じる人もいる。

私は極楽トンボ、親しみが湧くはずだ。

コメント

  1. mnemoさん、いつも楽しく拝見させていただいてます。おそらくmnemoさんとは同じくらいの歳と思いますが、小学生の頃の多摩川はひどかった。実家が東横線沿線(祐天寺)なので、よく電車で多摩川園駅に行き川で遊びましたが水面を覆う洗剤の泡と独特の悪臭!「川で泳ぐ」、「川で釣った魚を食べる」なんて夢のまた夢でした。自然にいるカブトムシを見たことが無く、お祭りで50円で買っていました。(ちなみにクワガタは100円)
    「正常」な自然に触れておくべき年齢ってあるなぁと、今つくづく思います。

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    1. みどりぶたさん、ずっと、あの狛江市中和泉の中華・栄龍の記事以来私のブログを読んでくださってあらためて本当にありがとうございます!

      そうでしたね、旧ブログでもあなたのご実家が祐天寺と伺う機会がありました。いいところですねぇってお返事しましたね。東横線沿線は私の上京以来の憧れでした。8.16の記事で書いたKMくんの大学が白楽に在って、その大学の軽音サークルで活動させていただいていたので東横線にはよく乗りました。練馬から西武池袋線、山手線で渋谷に着いて東横線に乗ると、ああ、一番都会的、洗練された街を走る私鉄だなあと。ところが運賃がなんと割安で、最もおしゃれな私鉄なのに、とそのギャップにも<粋>を感じましたねぇ。笑。

      祐天寺なんてもう代官山の次の駅ですからねぇ。それでいて比較的閑静なところですし。

      その東横線、延いては東急電鉄・グループを創り率いた五島昇さんゆかりの五島美術館がある上野毛3丁目も今朝通ってきました。すばらしい住宅街です。大好きな佇まいです。

      またご投稿くださいね!

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    2. おっと、祐天寺の渋谷側のお隣は中目黒でしたね!失礼。

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