2025 文月雑記 2
昨日の雷雨は強烈だったらしい。「らしい」とは、直接見ていなかったからだ。
低い土地に住まいのある人たちは気が気でなかったろう。実際あの武蔵小杉は主要道路の綱島街道が川のようになったそうだ。二子玉川も、2019年の洪水で対策はされたようだが、それでも不安でしかたがない時間を過ごした住民が多かろう。
私の憩いの場である成城の国分寺崖線の際に家を建てた人たちも、大雨が続けば崖がいつ崩れるかという恐怖に苛まれる。
「谷」「窪(久保)」「沢」などという字が地名にある場所は要注意と言われる。それはそうだ。私の住む区で言ったら、世田谷区世田谷がまずある。あそこは世田谷区役所から西へ行くとそれなりの勾配を持つ下り坂になっている。それゆえ「谷」の字がつくのだろう。区役所はだから高台に在ると言える。駒沢、深沢、野沢、奥沢はみな高級住宅地だけれど、その沢上、つまり崖より上のところがお金持ちの住むところなのだ。それらの近くに「野毛」という名の街もあるけれど、これは高台から平地へと傾斜するところの草地や林地につく名前だ。つまりはやはり崖周辺と言ってもいい。
私の住む地区は、砧地区の国分寺崖線の北(つまり高台。南は喜多見などの野川や多摩川の流域で低地である)に位置し、ほぼ平坦な場所で、洪水や崖崩れの危険はまずない。近くの砧2丁目は世田谷区最高点で、かつてそこには植木等さんが住んでおられた。富士がよく見える。
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今朝のcyclingだが、気温の低さにびっくり、漕ぎ出してすぐに戻り、ウィンドブレーカーを着て再出発。東北ではオホーツク海高気圧が「やませ」をもたらしている。東京もその影響を受けているのだろう。
喜多見経由で狛江、多摩川方面へと向かった。週に最低でもいっぺんくらいは行く狛江だけれど、やはり長年の本拠地であり、心落ち着く。超多忙だった黒澤明さんや原節子さんらが暮らした街だ。昔から憩いの街なのだ。
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