藤井vs永瀬戦に段々食傷
仕事もあったし、ずっと見ていたわけではないどころか、最後の1分将棋あたりから見たのだが、名人戦は藤井聡太名人が3連覇となった。
ヘボの勝手な感想。タイトル戦が藤井vs永瀬となることが多すぎて、新味が乏しいのは誰にも同じだろう。しかもレーティングダントツの二人の勝負で、高度に過ぎる。もうほとんど二人だけの将棋宇宙の世界なのだ。これに勝てばストレートでタイトル防衛という4局目、藤井名人が自然な受けの手を指さず必勝とも思える将棋を落とした。私は興醒めした。見落としなのか、奢りなのか、何なのか、ヘボには永遠に分からないけれど、その受けの手は私だって指せるものだったのだ。
将棋界ではこの藤井&永瀬は浮いているのではないか。永瀬さんはよく他の棋士の努力など自分の比ではないというようなことを言う。最強藤井と伍せる存在は自分しかいないという自負はいいのだけれど、鼻白む棋士は多かろう。そういう者たちは、本当に打倒永瀬、藤井を死に物狂いで目指してほしい。
レーティング3位であった伊藤叡王が今どんどん棋力を落としている。叡王戦も防衛が厳しい段階にきている。この2人の「将棋星人」の激闘を傍観者的に観てはいまいが、もっと闘志をむき出しにする姿勢を示してほしい。
藤井さんは伊藤叡王をかなり意識している。それは負けず嫌いのなせるわざ、なのに今の伊藤さんはどう考えても敵ではない。永瀬さんほどの努力を、しているのかもしれないが、彼を上回るほどに、してほしい。
はい、ヘボが勝手なことばかり書きました。
(永瀬さん以外の「将棋星人」が出てきても、藤井さんとやはり素人には、いや、大概のプロにでも難解すぎる将棋を指したなら同じことと言われそうだが、相手が変わるというその事実だけでおもしろみは増す。)
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