Because、沖縄のこと

先日KM君とKとで夕餉を共にした際、John Lennonの曲で、イントロが始まった途端に胸が締めつけられるものを互いに挙げたのだった。「Jealous Guy」とか「Old Dirt Road」、「Oh, My Love」、「Now and Then」・・・めいめいが思いつく。そしてそのとき私はこの曲を挙げるのを忘れていた−−



イントロもそうだけれど、歌詞があまりにも強く、深く、心を打つ。特に最後のスタンザ、

Because the sky is blue
It makes me cry

たったこの2行。涙が溢れてJohn, Paul, and Georgeと一緒に歌えなくなる。

雲が大好きな私だが、青い空の<裏打ち>あってこそなのだ。今まで見てきたすべての青い空が、脳内の記憶中枢で圧縮されていたものの、この曲の第3スタンザで一気に拡張されるようなのだ。

*

沖縄<本土>復帰の日。
私は忘れていない。安倍政権下、辺野古の警備で来ていた大阪府警の機動隊員が、対峙する反対派の人々へ「この土人が!」と言ったこと。当時の松井大阪府知事はそのことを咎めもせず、慰労のことばをかけるのみだった。こんな精神の警官がいて、それを咎めぬ政治家が「本土」にいる限り、沖縄の、日本政府が関わる諸問題は決して解決しないだろう。

そして、沖縄のことのみならずとんでもない差別のことばが公然と吐かれる事態が世界中に広がっている。

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