無事故で半世紀近く

先日の長野県飯田市での自動車整備などに関わる教育をする専門学校の生徒4人が昼休み時間に自動車に相乗りして起こした全員死亡事故、そして今日は東北道での逆走による、直接間接で起きた3人が亡くなる事故・・・特にこちらは會津からの帰りにもう何度も何度も通ってきた、宇都宮からの片側3車線になる前の道で起きた事故であって、逆走車を避けるのがむずかしい片側2車線高速道路で、しかも夜だったから、想像しただけで戦慄する。

どんなに世の中、科学技術が進もうが、使う人間が全くfail-safeではないから、年がら年中痛ましい事故が起こってしまう。

自転車に乗っていると他の自転車乗りや歩行者のルール無視を具に、近距離で目撃する。こういうことをされたら、通りかかる自動車の運転手はたまったものじゃない、というような。衝突、避けようがないじゃないか、とか、こっちが避けて一方的に事故ってしまうじゃないか、とか。

逆走は確かに高齢者によるものがほとんどだろう。認知機能が衰える歳まで自動車を運転するものだとは想定していなかった社会の怠慢と言えなくない。逆に認知機能はバリバリなはずの若者は、今度は、まともな大人なら絶対しない無謀なことをやってしまう傾向があって、飯田の事故などは本当にその典型だ。

クルマにはちょくちょく乗るが、いつももらい事故を恐れて運転している。もちろん自分だって己の過失で事故を起こしてしまう可能性を排除していない。もう連続で12年以上ゴールド免許を保持しているけれど、だからと言って交通法規を100パーセント遵守しているとは言えない。取り締まりを受けずラッキーだったというようなこともある。むろん軽微な違反だが。

なんでこんな運転をする者が免許を持っているのだろうと憤らざるを得ないドライバーに、長距離を運転していれば必ず一人二人、あるいはそれ以上出くわす。そしてもしかするとそのドライバーは無免許だったりすることもあり得よう。端から遵法意識など欠落しているような輩だ。

何しろ、他者の過失によるであれ、己のによるであれ、事故は起こるものだ。運転歴もう半世紀近くになってきたが、幸い無事故(自損はあった)で、よそ様に迷惑をかけたことはない。このままずっとそうでありたい、クルマの運転は嫌いではないから。

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