「カナダ」はイロコイ族語の「村」から

 私がもし海外移住するとするなら(If I were to emigrate)、カナダ南部一択だ。

私は北の人間だし、寒さはかなり耐えられる。秋が美しい土地であることが何よりの基準だ。そして<適当な>降雪のあるところ。私の憧れる雪の大晦日の神社参拝については、自分で祠かなにかを建てて行えばいい。きっとあちらの国民は美しい習慣だと受け入れてくれ、それどころかShintoismの限りなき融通さ(国家神道ではない古来の神道の特徴)を理解してくれて、一緒にコミュニティーの美風習にしてくれるかもしれない。

今回のTrumpによる、カナダを「合衆国の51番目の州」にするとかの妄言には、私は心の底から憤っている。彼のような人間を大統領に再選する国になど吸収されてたまるか。Canadiansの大半も屈辱感を覚えて政府の断固たる対抗措置に踏み切ったことを支持している。

冷帯と温帯の端境にある国は他にもいくつもある。カナダが中でも魅力的なのはやはり移民の国だというのがある。大昔からのカナダ人(First Nations)はベーリング海を渡った人々の直接の子孫で、メティス、イヌイットと共に敬われている。民族衣装を誇りをもって着る彼ら彼女らを「コスプレ」などと揶揄するアホな国会議員もいない。そして世界中からの移民がCanadiansに次々となっていって今がある。

ケベック州はフランス語が公用語の異彩を放つ州だけれども、独立をたとえ住民らが訴えても、大半は自由平等博愛のフランスの民ではないか。

先のトルドー首相(フランス系だね)も立派な見識を持つ人であったが、現首相のカーニー氏もHarvardとOxfordで学んだ大変なインテリで、富の偏在を問題視する政治家であり、対Trumpの政策も的確、精緻で、効果的だ。まあ、このあたりは全然まだ半可通なのでこれ以上論じない。

海外移住などまず絶対にあり得ないけれど、想像して書いていたら楽しかった。移住はないにしろ、生まれ変わるなら今度はカナダ人で、とは思う。


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